井川に「NYで宣伝して」

ヤンキースと交渉中の井川慶投手（27）が8日、茨城・水戸市の茨城県庁を表敬訪問したそうです。04年1月に「いばらき大使」に任命されていて、橋本昌知事（61）から納豆、米など地元名産品をヤ軍関係者に配り、大々的に宣伝するようお願いされたようです。また、出身地の大洗町は、井川の大好物のコシヒカリを空輸することを約束したようです。飛行機をチャーターしての応援ツアー、大壮行会の計画が進むなど、地元は町を挙げての大フィーバーだそうです。
橋本昌知事　
「なんたってウチの大使だからね。有名になって、生まれ故郷は茨城ですって言ってもらわないと。（県）関係の物を選手とかに配ったりして県の宣伝をしてもらわんといかんね」
と、井川に重大なミッションを与えたようです。
井川慶投手　
「活躍して茨城と（実家のある）大洗町をアピールできるように頑張ります」
と答えたようです。
ヤンキースとの交渉がまとまれば、井川の行き先は大都市NY。世界へ「IBARAKI」をアピールする絶好のチャンス。

井川は「納豆は嫌いです」と正直に告白したそう。一方で「やっぱりお米は欲しいですね」と、好物で全国2位の生産量を誇る地元名産コシヒカリをさりげなくおねだりしたそうです。
　同席していた大洗町の小谷隆亮町長（67）は、大きくうなずいたようです。同町では新銘柄のコシヒカリを開発したばかりで、その名はくしくも「日の出米」だそうです。井川の活躍を予言するようなネーミングです。
小谷隆亮町長
「ちょうど売り出そうとしているところなので、ピーアールしてもらいたい」
と答え、同町関係者は地元米を空輸して、井川の「おいしいライス」確保に協力する考えだ。

さらに同町ではNY観戦ツアーと、出発前の大壮行会の計画も着々と進行させていた。
橋本知事
「ツアー組んで行くんでしょ？　（飛行機）借り切っちゃえば？」
とチャーター便のお勧めまでしてみせたそうです。また大洗町の年度予算が約67億円であることを持ち出し、
橋本知事
「落札額は30億円？　すごいね。大洗町の半分だね。町を挙げて壮行会をせんとね」
と笑ったようです。
　同知事には、ヤンキース松井が井川に向けて送った「ニューヨークには納豆もあるよ」との発言も、しっかり耳に届いていたようで、
橋本知事
「松井君の石川県に負けないように（アピールを）頼むよ」
とあらためて念押ししたそうです。この地元のフィーバーぶりなら、ロッカールームでおにぎりをほおばるジーター、納豆の糸に仰天するRジョンソンの姿が見られるかもしれないですね。
ヤンキースで活躍して、いばらぎ大使井川の名をしらしめてほしいです。