“アニキ道場”開講!
金本知憲外野手(38)が広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で、狩野恵輔捕手(23)に異例の打撃指導を行ったそうです。これまではコーチの立場も考慮して、若手への指導を控えてきたようですが、今後は「金本塾」の門をたたく選手には、出し惜しみせず、鉄人のノウハウをすべて注入するつもりだそうです。
 ウエートトレを終えた金本が、バッティングルームに移動し、後ろを追いかけてきた狩野に声をかけ「振ってみ」と言い、緊張した面持ちでバットを振った狩野の、1度きりのスイングを見て「バラバラやな」と苦笑いを浮かべたそうです。

猛虎の4番が、1軍無安打のプロ6年目の若虎に熱血指導を開始しました。「分かるか。上体が浮きあがっとるやろ」
初めはバットを持たずに狩野のスイングをじっと見守って約40分、丁寧な口調で、主に下半身の使い方を力説した。
 
下半身が使えなければ、いくらパワーがあっても、打球は飛んでいきません。
金本知憲外野手
「シーズン中、オレも下半身がうまく使えてないことがある。それを意識して、試合後30分、バットを振る。スクワットのあとみたいに足がパンパンになるよ」
と試合後、ベンチ裏のロッカーで続ける素振りの意味を、後輩に伝えました。

これまで、金本が若手を指導することは、ほとんどありませんでした。
金本知憲外野手
「今年の初め、藤本にはメシを食べながら打撃を教えたことはあるけど、こういうこと(バットを持って指導する)は初めてやな。来れば、断る理由はないから」
金本の門をたたいた虎での弟子1号に喜んで直接指導したのも、そのためだそうです。
 
何年後も阪神が常勝チームであり続けるには、若虎の成長が不可欠なことは、金本が一番分かっています。 

若虎はこの機会で「金本塾」に入門し、成長できるよう頑張ってもらいたいです。

コメント

猛牛
猛牛
2006年12月16日23:00

2軍ではいい活躍ですね。
前橋工業時代、群馬予選の決勝で現楽天の一場がエースだった桐生第一と対戦した時最後の打者だったとか。
2軍で今季は首位打者を獲得しているぐらいですから、1軍で活躍するのもそう遠くないですね。