小嶋、ぶっちぎりの1位
希望枠ルーキーの小嶋達也投手が13日、鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレで驚異の脚力を披露。20分間走で7選手中トップを快走し、無尽蔵のスタミナを見せつけました。中盤でトップに立つと、その後は他選手を置き去りにする圧勝劇。井川の後継者にふさわしい鋼の下半身を強烈にアピールしました。
 
筋骨隆々とは言いがたい長身痩躯。しかしその体は、疲れを知りません。誰もが苦痛にもがく地獄のメニュー。しかし、小嶋は違います。黒土と芝の感触を楽しむかのように、鳴尾浜の風を楽しむかのように、さっそうと走り続けました。
小嶋達也投手
「好きではないですけど、どっちかというと長距離の方が自信があったので…」
4分30秒のジョギングと30秒のダッシュを4回繰り返す、合計20分のインターバル走。全員一斉にスタートしましたが、2セット目を終えたあたりから、次第に選手の息づかいが荒くなります。ここで小嶋橋本良が抜け出しますが、ラスト4セット目のダッシュを促す笛を合図に、小嶋がラストスパート。そのまま一気に引き離しました。
 
小嶋達也投手
「大阪ガス時代にも、20分間走とかありましたからね。(今日は)しっかり走れたんでよかったです」
と、順調な仕上がりを再確認し、思わず笑みをこぼしました。
 
MAX148キロ左腕を支える下半身。その仕上がりが順調となれば、投球練習への期待も膨らみます。
小嶋達也投手
「肩もなるべく早く仕上げたい。時間があればどんどんキャッチボールをしていきたいです」

すでにブルペン練習開始のメドを24日に設定。岡田監督の視察が予定されるこの日の投球練習で、その能力を存分にアピールし、春季キャンプでの1軍メンバー入りを勝ち取る考えのようです。
 
この日で第1クールが終了し、実戦的なメニューの少ない中で、早くもその潜在能力の一端を見せつけました。それでも左腕は、満足しないようです。
小嶋達也投手
「(休日の)明日もランニングぐらいはしたいと思ってます」

強じんな下半身と豊富な練習量。期待の黄金左腕に、背番号「29」の系譜が受け継がれています。

小嶋は、この長距離走で抜群のスタミナを見せつけましたね。 このスタミナとMAX148キロの左腕で、井川の後継者となれるように頑張ってもらいたいです。

コメント