金本、無傷の護摩行
金本知憲外野手が、さらなる“進化”を遂げました。14日から2泊3日で鹿児島・最福寺で護摩行を行っていた金本は、17日から広島市内のジムでトレーニングを再開しましたが、護摩行によるやけどや水ぶくれは一切なかったようです。炎をも近づけないアニキの充実した気力。自身8度目の荒行で初の“出来事”が、何よりすごさを物語っています。
 
過去7回とは、明らかに違いました。荒行を終え、広島に戻って来た金本を見た“弟子”の広島新井が驚きの声を上げました。「あれ、やけどしてないんですか?」。顔には水ぶくれひとつなかったようです。38歳にして、さらに進化を遂げる鉄人たるゆえんでした。
金本知憲外野手 
「(修行は)もう8回目やから。オレも強くなったんちゃうか」
岡田阪神の4番を任される男は、平然と言い切りました。
 
修行が、緩くなったわけじゃなく、むしろ、8度目で最高レベルの厳しさだったようです。
最福寺の池口恵観法主
「ハッパをかけたんですよ。例年と比べて相当厳しいものになりました。薪(まき)の数は変えませんが、火に送る霊気を変えたんです。火の力を2倍の強さにしました」
あえて厳しい修行を課すことで、金本の「雑念」を取り払おうとした法主ですが、金本は高さ3メートル、400度を超える炎をも軽くクリアしてみせたようです。
最福寺の池口恵観法主 
「(フルイニング出場の)世界新記録を作ったからといって、落ち着いてもらっては困りますから。彼は(修行に耐える)20代の体がある。それに彼はやけどをするレベルは卒業しています」
虎党が聞けば喜ぶ、池口法主のお墨付き。昨年末に初めて護摩行に取り組んだ広島広瀬は、顔とひざに大きなやけどを負い、その治療に1週間を費やしたほど。充実した「気」で、炎をも近づけないアニキのすごさが分かろうというものです。
 
修行で新たな領域を突破した金本は、6日ぶりに再開したウエートトレでもその真価を発揮しました。下半身強化のためのスクワットでは、前日、広島新井が170キロのバーベルを8回上げて、今オフの金本の記録を上回っていたが、この日、金本は愛弟子に追い越された記録を更新。同重量を9回上げてみせました。
 
池口恵観法主
「今年も若さを持って頑張りなさい。2000本安打、400本塁打を達成しましょう」
修行最終日、池口法主から発せられた言葉に、金本は、ただ一言「はい」と答えました。アニキの自信。その先には、V奪回の文字が見えています。

しかし、すごいですね。 普通の人なら大やけどやみずぶくれをするぐらいの火なのに・・・・。 金本独自のすごい「気」があったんでしょうね。 今年もケガをせずに、虎の主砲として頑張ってください。 

コメント

猛牛
猛牛
2007年1月19日16:53

まだまだ若いですねぇ。アニキは。
さすが鉄人と言ったところです。
何歳までやれるか楽しみです。

インコ
インコ
2007年1月19日18:10

金本は、いつまでも現役でやるという気持ちが強いんですよね。 だから、ここまでやれてると思います。 そういう意味では、何歳までやれるのかということが楽しみですよね。