隠密トレ完了!赤星、盗塁王奪還宣言!
赤星憲広外野手が21日、完全非公開で行った10日間の極秘自主トレを終え、鳴尾浜球場に今季初登場。春季キャンプに向け、万全の仕上がりを披露しました。昨季、ヤクルト青木宣親外野手に奪われた「盗塁王」の奪還を予告し、さらに打撃部門タイトル奪取も約束。自らにプレッシャーをかけ、雪辱のシーズンにアクセル全開です。
 
奪い返すのは「盗塁王」の座だけじゃありません。宿敵自慢のタイトルも一緒に強奪する!!
11日から10日間。「ひとりで集中したかった」と、一部球団関係者以外には行き先も言わずに姿を消していた赤星が、ついに“隠密トレ”を終えて帰ってきました。自身のブログでは「ボンジュール」と書き込み、フランスをイメージさせたりもしていましたが、場所は国内某所のようです。自らを追い込み、心身ともに戦闘状態に。大胆に“奪冠予告”するだけの自信も取り戻して…。

赤星憲広外野手 
「今年は本当にやってやるという気持ち。仕上がりは今までで一番。チーム的には日本一。個人的には青木君に獲られた盗塁王を取り返す」
鳴尾浜の芝の上を軽快に走り、約90メートルの遠投も軽々こなしました。1月後半になって設定した「自主トレ公開」は、宿敵に最高の仕上がりを見せつける、デモンストレーションとなりました。

赤星憲広外野手
「年が明けて、さらに悔しさが増してきた」
入団した01年以来、5年連続盗塁王。だが「(外見では)分からないと思うけど、プロ入りからの疲労で、足もガタがきていた」という昨季、不動の王座を青木に明け渡しました。
だが、セ界最速のプライド、自信は失っていません。オフは専門的な疲労回復のトレーニングを学び、同時に考え続けたようです。なぜ奪われたのか。そして結論は出ました。
赤星憲広外野手 
「去年はバッティングの差で、盗塁王を獲られた。それでも(盗塁)差は6つだけだった」
 ◆青木「打率・321、41盗塁」
 ◆赤星「打率・269、35盗塁」
赤星憲広外野手 
「ぶっちゃけ3割2分なら60盗塁いけるところ、(青木は)40だった。僕が・280なら勝っていたかも。だから今年は打撃のタイトルも狙う。名前までは言いませんが」
言う必要もありません。「首位打者」「最多安打」と。

僕の仕事は塁に出て走ること」。この任務を百パーセント遂行すれば、青木が05年に輝いた「首位打者」と、05-06年の「最多安打」のタイトルも視野に入ります。
だから攻め続ける。
赤星憲広外野手
「投手は僕に四球を出すのをイヤがり、甘い球も来る。それを絶対に逃したら負けと思ってやる」

並々ならぬ決意を口にすることで、さらに自らにプレッシャーをかけました。期待していいでしょう。レッドの逆襲が幕を開けました。

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