鳴尾浜球場のブルペンが甲子園仕様に!
阪神2軍の本拠地・鳴尾浜球場=兵庫県西宮市=で23日、ブルペンの改修作業が行われました。プレートの形状が、甲子園で使用されているプレートと統一されました。先発ローテを含め、大激戦が予想される虎投の1軍枠争い。聖地仕様のマウンドが、若虎の飛躍をサポートすることになります。
 

これまでは61センチ幅のプレート部分捕手側の地面下に、土が掘れすぎないように約80センチ幅のゴム素材が埋め込まれていました。プレート幅から左右に約10センチずつはみ出していたことになります。しかし、来季からはルール改正によりこの形状のものが使用できなくなるため、甲子園と同様、プレートと同じ幅のゴムが埋め込まれることになりました。
 

今季の猛虎投手陣は福原安藤の出遅れなど、思わぬ誤算に見舞われましたが、一方では若手の活躍も目立ちました。開幕直後に昇格した渡辺は、貴重な中継ぎ右腕として定着。シーズン中盤に昇格した上園も、一気に8勝を挙げて新人王を獲得しました。このほか岩田若竹も夏場に1軍に昇格して先発登板。プロ初星こそ逃しましたが、今後に期待を抱かせる投球を披露しました。
 
ファームには、このほかにもブレークの可能性を秘める若手投手がめじろ押し。この日、改修作業を行った阪神園芸関係者は「大きな感覚の違いはないと思います」と話したが、聖地仕様のマウンドでの練習は、飛躍を目指す若虎たちへの力強い追い風になりそうです。
 

まれに見る激戦が予想される虎投1軍枠争い。たとえ生き残っても油断はできません。虎の穴・鳴尾浜球場。巻き返しを期す“予備軍”が、同じマウンドを踏み締めながら飛躍のチャンスをうかがっています。

今年は新人王となった上園を筆頭に若虎が活躍しましたからね。 来季も若虎が1軍で活躍するため、聖地仕様となったブルペンマウンドは心強い味方となりそうですね。

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