矢野、五輪予選の刺激で打撃開眼!
矢野輝弘捕手(39)が5日、甲子園室内で自主トレを開始し、08年のスタートを切りました。12月に40歳を迎えますが、年始の練習からマシン打撃を行うなど、打撃面でのさらなる進化を宣言。“不惑の開眼”を誓いました。

迷わずバットを握り、マシンが繰り出すボールをはじき返しました。スイングはシーズン中と遜色(そんしょく)ない鋭さをキープしていました。

矢野輝弘捕手
「12月にずっと打ってきたのは、プロに入ってから初めて。何か、こうやっていけば08年のキャンプにうまく入っていけるかなというのがある。自分の中で手応えというか、いい状態できてるのが分かる」

つかみかけたものを体に染み込ませるため、手を休めるわけにはいきませんでした。
 

つかみかけている「何か」は、台湾から持ち帰ってきたようです。昨年12月に行われた北京五輪アジア予選で、矢野は積極的に球界トップクラスの打者と打撃論を交わしたそうです。年齢的には年下ばかりでしたが「自分よりいい打者ばかりやから」と謙虚に技術や感覚を盗もうと試みたそうです。その結果、自身に起きた化学反応を感じ取ったようです。
 
特に参考にしたのは同じ右打者のヤクルト宮本中日和田だったようです。

矢野輝弘捕手
「宮本の打撃は理想。確実にバットに当ててくる、キャッチャーとしても嫌な打者やね。タイプは自分に似ていると思うし」

台湾で得た収穫をタネに、日本でさらなる大きな実を得るため“五輪打法”の栽培期間に入りました。
 

矢野クラスのベテランが、この時期にバットを振ることは異例ですが、本人にそんな意識はないようです。昨季は打率・236と悩みに悩んだだけに、練習への欲求もふつふつとわき上がっていたそうです。

矢野輝弘捕手
「台湾から帰ってきてから、もう自分の中では今シーズンは始まってる。年末年始もトレーニングはしてきたし」

不惑を迎える虎の正捕手が、最高のモチベーションで08年のスタートを切りました。


去年の矢野は、チームの打撃不調を思わせるかのような成績でしたからね。 北京五輪予選もあって大変でしょうけど、今年の虎を引っ張っていってほしいですね。

コメント

猛牛
猛牛
2008年1月7日21:39

遅れましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします...

インコ
インコ
2008年1月10日17:57

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!