渡辺、自身の2年目をバラ色締め!
渡辺亮投手(25)が12月13日に入籍していたことが25日、分かりました。お相手は大阪府在住の木下三郎さん(57)=自営業=の長女で、会社員の千里さん(27)。職場の同僚から交際に発展。3年間の交際を実らせました。来オフに挙式予定のようで、すでに西宮市内で新婚生活をスタートさせているそうです。プロ2年目の今季、一気のブレークで貴重な中継ぎ戦力へと上り詰めた火の玉右腕。生涯の伴侶とともに、さらなる飛躍を目指します。
 

4月の1軍昇格から、一気に不動の中継ぎ戦力へと成長を遂げた火の玉右腕。シーズン終了後には「野球人生で最高の年」と充実の1年を振り返りました。しかし、それだけではありませんでした。さらなる飛躍を期す3年目のシーズンを前に、私生活でも大きな幸せを手に入れていました。
 
出会いは3年前。04年に同大から日本生命に入社した渡辺は、配属先で働いていた千里さんと運命的な出会いを果たしました。
 
「こんなキレイな人がいるのかと思った…」。まさにひと目ぼれ。一方の千里さん渡辺に対して親しみやすさを感じたそうです。
 
渡辺(前性木下)千里さん
「配属前に『野球のスゴい人が入ってくる』と聞いていて『どんな人なのかな』と思ったら、意外に普通の人だったのでびっくりしました」
 
職場では物静かで、野球選手の片りんを見せない151キロ右腕。しかし、その年の11月に行われた社会人全日本選手権を観戦した千里さんは、普段からは想像もつかない渡辺“もう一つの姿”を目の当たりにします。
 
快速球を武器に、次々と相手打者をねじ伏せる投球。職場での温厚な人柄とマウンドで見せる雄々しさとのギャップに、思わず目を奪われたそうです。その夜の打ち上げの席でメールアドレスを交換。次第に交際へと発展していったようです。
 
06年のプロ入り後も交際を続け、大ブレークを遂げた2年目の今季、渡辺は結婚を決意しました。プロポーズは10月上旬、大阪梅田の丸ビル内のスターバックスで婚約指輪を手渡しながら「結婚しよか」千里さんは黙ってうなずいたそうです。
 
入籍日の12月13日は、交際から3周年の記念日。シーズン終了後に虎風荘を退寮した渡辺は西宮市内に新居を構え、新婚生活をスタートさせます。
 

生涯の伴侶とともに歩む今後のプロ野球人生。しかし右腕は、自然体を強調します。
 
渡辺亮投手
「結婚したからというんじゃなくて、08年もただ頑張るだけです」

幸せの絶頂にあっても、右腕は自身をブレークへと導いた原点を忘れません。守るべきものができました。それでも“攻めの気持ち”だけは、決して捨てません。
鳴尾浜球場のブルペンが甲子園仕様に!
阪神2軍の本拠地・鳴尾浜球場=兵庫県西宮市=で23日、ブルペンの改修作業が行われました。プレートの形状が、甲子園で使用されているプレートと統一されました。先発ローテを含め、大激戦が予想される虎投の1軍枠争い。聖地仕様のマウンドが、若虎の飛躍をサポートすることになります。
 

これまでは61センチ幅のプレート部分捕手側の地面下に、土が掘れすぎないように約80センチ幅のゴム素材が埋め込まれていました。プレート幅から左右に約10センチずつはみ出していたことになります。しかし、来季からはルール改正によりこの形状のものが使用できなくなるため、甲子園と同様、プレートと同じ幅のゴムが埋め込まれることになりました。
 

今季の猛虎投手陣は福原安藤の出遅れなど、思わぬ誤算に見舞われましたが、一方では若手の活躍も目立ちました。開幕直後に昇格した渡辺は、貴重な中継ぎ右腕として定着。シーズン中盤に昇格した上園も、一気に8勝を挙げて新人王を獲得しました。このほか岩田若竹も夏場に1軍に昇格して先発登板。プロ初星こそ逃しましたが、今後に期待を抱かせる投球を披露しました。
 
ファームには、このほかにもブレークの可能性を秘める若手投手がめじろ押し。この日、改修作業を行った阪神園芸関係者は「大きな感覚の違いはないと思います」と話したが、聖地仕様のマウンドでの練習は、飛躍を目指す若虎たちへの力強い追い風になりそうです。
 

まれに見る激戦が予想される虎投1軍枠争い。たとえ生き残っても油断はできません。虎の穴・鳴尾浜球場。巻き返しを期す“予備軍”が、同じマウンドを踏み締めながら飛躍のチャンスをうかがっています。

今年は新人王となった上園を筆頭に若虎が活躍しましたからね。 来季も若虎が1軍で活躍するため、聖地仕様となったブルペンマウンドは心強い味方となりそうですね。
赤星も大補強の巨人倒しに闘志メラメラ!
赤星憲広外野手(31)が20日、甲子園の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万増の1億8000万円で一発サインしました。その勢いで、来季は巨額資金を武器に大補強に成功した宿敵の巨人をブッ倒すことに「燃えてます!」と闘志メラメラ。岡田監督宮崎オーナーが打ち出した“G倒指令”に応じ、選手会長が猛虎軍団を束ね、痛快な勝利を奪いにいくようです。
 

赤星憲広外野手
「巨人が補強してますが、あそこまでやられると、もう気持ちがいいですね。だからこそ燃える気持ちになってます!!」
 
今季V逸は何より悔しい。だから来季契約は一発サインで済ませ、赤星が次なるミッションに目を輝かせました。
 
岡田監督が言った「東のメチャクチャなことをするチーム」に、宮崎オーナーが言うように「補強したからといって野球は勝てるもんやない」ということを分からしたってくれるでしょう!!
 
赤星憲広外野手
「巨人はさらに強力になりますが、僕らのほうが楽しい野球を見せられると思います」
 
赤星が08年猛虎野球の理想に掲げたのが、今季9月7日の巨人戦(東京D)です。7本塁打巨人に対し、阪神ソロ1本だけ。それでも9-8で勝ちました。つなぎの野球で、小兵が巨人をうっちゃる。痛快シーンを思い浮かべるだけで、テンションも上がってきます。
 
確かに巨人が補強したラミレスグライシンガークルーン「実績もあるし、ある程度計算は立つでしょう。でもね…」 3人が安定して活躍するかはどうしても疑問符がつきます。
 
赤星憲広外野手
「巨人の若手は(1軍昇格の)楽しみもないんじゃないかな」

逆に阪神は補強の迫力では劣ってしまいますが、新井金村平野フォードが加入し「チーム内が活性化されて、やってる方も楽しくなりますよ」

当然、巨人をかき回し、混乱させるのは己の足だとの自負もあります。「頸椎椎間板ヘルニア」とは今後も付き合うしかありませんが、ラグビー関係者らから首を鍛えるトレーニング法も学んでいるそうです。今はじっと牙を研ぎますが、来季が本当に楽しみになってきましたね。
下柳、メジャー?残留?
FAでのメジャー挑戦を視野に入れている下柳剛投手(39)が19日、自らの去就について初めて触れ、結論が年明けになる見通しを明かしました。阪神との残留交渉を踏まえながら年内は熟考するようで、結論は早くても1月上旬以降となる見込みです。阪神の前総合特命コーチの故・島野育夫氏=享年63=の通夜、告別式のため一時帰阪していた下柳はこの日、伊丹空港から自主トレ先の奄美大島に再出発しました。20日から本格的にトレーニングを再開するようです。
 

下柳剛投手
「今年中には決まらんよ。契約するのは来年になってからや」

まだ結論は出ていません。いや、自身が野球人生の大きな分岐点に立っていることを肌で感じるからこそ、容易に結論は出せないのです。伊丹空港ロビーに現れた左腕は、去就の結論が年明け以降になることを明かしました。
 
下柳が恒例の奄美大島自主トレを開始した15日、球団は下柳の代理人である上杉昌隆弁護士と残留交渉を行いました。しかし、下柳側は結論を保留。今後も熟考を重ねる考えを阪神側に伝えていたそうです。
 

15日夜に、03年の入団以来慕い続けた島野氏が死去。17日に緊急帰阪し、恩師の旅立ちを見送りました。
 
下柳剛投手
「(残留、移籍の)どっちを選んだとしても、島野さんは『頑張れ』と言ってくれると思う」

恩師に胸を張って報告するためにも、安易に結論は出せません。年内は自主トレと同時進行で、熟考を重ねる考えのようです。
 

球団、チームメートの思いを知る一方で、野球人として悔いのない人生を送りたいという思いがあるでしょう。2枚のカードをにらみながら、左腕は最良の結論を導き出します。


下柳は今年のオフが入ったときからどっちにするか悩んでいましたからね。 下柳が抜けると先発陣が揃わなくなってしまうので、残留してくれることを願うしかないですね。
関本が「2番・二塁」死守宣言!
関本健太郎内野手が15日、滋賀県大津市の「琵琶湖グランドホテル・京近江」で行われたトークショー(阪神航空主催)に江草仁貴投手と参加しました。オリックスから平野恵一内野手広島から新井貴浩内野手と新加入が相次ぐ中、関本は来季の「2番・二塁」死守を誓いました。
 コートにマフラー。冬の装いの中、真っ黒に日焼けしたその姿はひときわ目立ちました。
 

日焼けは12月1日から10日間、日本ハム坪井智哉外野手と行ったハワイ自主トレのため。温暖な地で、徹底的に体をいじめたようです。ランニング、キャッチボール、ノック、ウエートトレに加えて採用したのが体幹の強化トレです。
 
関本健太郎内野手
「体調のいい時に打てるのは当たり前、疲れたときにどうするか、がテーマですから」
 

今季も131試合に出場したが、レギュラーの目安である規定打席には到達しませんでした。守備では二塁手としてプロ野球記録となる連続機会無失策804を達成しましたが、打撃では打率・2437本塁打と1軍定着後としては最低の数字に終わってしまいました。その原因が体幹の弱さにあるという結論に達したそうです。
 

不安定な打撃内容のため打順も2、6、7、8、9番と固定されませんでした。その反省を踏まえ来季は自らの生きる場所を2番に求めて行くつもりのようです。

関本健太郎内野手
「(2番は)重要なところ。適している人がいないからじゃなくて“2番に関本が適している”といわれるようになりたい」
と言いました。
 
求められるものはバント、ヒットエンドランと小技だけではありません。「走者を置いてさらに打ってチャンスを広げられるのが理想」と、目指すは打てる2番のようです。
 
そのために、平野にも藤本敦士内野手にもポジションを明け渡すつもりはありません。貧打に終わった今季の虎打線。

関本健太郎内野手
「来年こそは“打つぞ”という気持ち。みんなで頑張りたい」

精かんな顔つきで08年を見据えました。

来年の二塁争いは平野が加入したことでかなり激化することになるでしょうが、一昨年のような関本が復活したら関本が有利になりますからね。 来年の正二塁手は誰になるのか、非常に楽しみです!
今岡、復活ロードはハワイから!
今岡誠内野手(33)が14日、来季の自主トレ先を縁起のいいハワイに設定し、08年のスタートを切ることを明かしました。この日は滋賀県大津市の琵琶湖グランドホテル・京近江で行われたトークショーに桜井とともに参加しました。「縁起もいいですしね。向こうではウエートトレ、オンリー」とパワーアップに取り組む方針を示しました。
 
前向きに新しいシーズンに臨むため、常夏の島でスタートを切ることになります。06年には右手の故障、07年には不振で不本意な成績に終わりチームも優勝を逃しました。08年こそは笑って終わるため、スタート地点に縁起のいい場所を選んだようです。
 
現地でのメニューはウエートオンリー。基本の下半身はもちろん、重点的に上半身を鍛えるつもりのようです。4本塁打に終わった今年の結果を踏まえ課題はパワーアップ。単純な肉体改造などというものではなく「あくまでこれは、今年の反省から考えたこと」と、こだわりを持った行動であることを強調しました。
 

きっかけは今季中盤だったそうです。2軍落ちを言い渡される直前、広沢打撃コーチから「ウエートをやってみ。何か変えないといけないんじゃないか」と言葉を掛けられたそうです。ファームで過ごした7月から9月にかけて「下は特守で、上はベンチプレス。ホームランも少ないし何かを変えないと」と鍛えまくったようです。その流れをオフにも持ち込む形のようです。
 

これまでに大学4年時の1年間だけ真剣に行ったウエートトレに取り組むようです。何かを変えたい。FA移籍の新井の加入を周囲が騒いでも俺は俺。何をすべきか分かっています。今岡の心が揺らぐことはないようです。
アニキも球児メジャー「困る」
金本知憲外野手(39)が13日、東京都内で行われた契約するファイテン社のイベントに出席しました。前日、球団との契約更改の席で来オフ以降のメジャー移籍を直訴した藤川球児投手(27)について、気持ちは十分に理解しつつも「いてもらわないと困る」とチーム残留を訴えたそうです。金本だけじゃありません。矢野久保田岡田監督らも“球児発言”に続々と反応したようです。
 

球児のメジャー挑戦表明。激震が走りました。宮崎オーナーをはじめ、球団首脳は一様に、藤川の来オフ米大移籍を認めない発言に終始しました。金本にとっても人ごとではなかったようです。
 
金本知憲外野手
「わがままで(メジャーに)行くような男じゃない。行きたいという希望は希望であって、希望と現実が違うことは本人も分かってると思う」
 

金本はこれまでも藤川の人柄、野球に対する姿勢、チームに対する思いに共感を抱いてきました。だからこそ藤川の夢に対して、軽はずみなコメントはしたくなかったそうです。発言に対する影響力も踏まえた上で、自らの考えを明確に口にしました。
 
金本知憲外野手
「希望を持つのはいいけど、いてもらわんと困る。戦力なんやから。 (メジャー移籍直訴について)驚きはなかった。今はメジャー志向が強い選手が多いわけだしな」
 

シーズン中、口癖のように発していた言葉がある。「JFKを休ませたい」。 藤川ら救援陣の登板過多を軽減したい思いで声を大にしました。左ひざの半月板損傷の影響もあり、金本自身打撃内容が伴わず球児に負担をかけた思いも強かったようです。8月終盤からの10連投10連勝でチームを首位に押し上げた球児を、人一倍思いやっていたのも金本でした。
 

9月8日の巨人戦。9連勝を飾ったマウンド上、ナインとタッチを交わす藤川の両肩に手をやるしぐさを見せたことがありました。「大丈夫か?球児。オレで良かったら何でもさせてくれ。肩でもどこでも揉(も)ませてくれ」。 そんな言葉を掛け心から藤川を労(ねぎら)っていました。
 

阪神を優勝へ導く使命感を共有する2人。阪神を常勝チームに押し上げるために誰が必要なのか。複雑な思いを胸にしまい、金本は素直な気持ちを言葉でつづりました。

やはり、球児は阪神にいなくてはならない存在ですからね。 アニキや阪神に所属している選手たちと一緒に優勝へと導いほしいです!
球児がメジャーに「挑戦したい」と直訴
藤川球児投手(27)が12日、西宮市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉を行い、球団側に将来の米球界移籍の希望があることを伝えたそうです。2時間近くの話し合いでは年俸交渉は全くなかったようで、藤川が思いのたけを交渉役の南信男社長(53)に伝えたようです。
「自分にウソをつきたくなかった」と素直な思いをすべてぶつけたそうです。
 

反響は当然、大きいに違いありません。あえて思いを口にしたのには理由があるようです。それはメジャー移籍の話題をこの日限りにし、来季の野球に集中したいからだったそうです。
 
藤川球児投手
「来年、タイガースで優勝したいと、そういう気持ちでプレーするために、この気持ちを隠しては野球ができない。自分にウソをつきたくなかった」

来季から選手会副会長にという立場で野球をする以上、チームに迷惑を掛けず、阪神の選手として本来の目標にまい進したい思いがあったようです。
 
さらに人として、世間から注目される人間として、責任も果たしたかった気持ちもあるそうです。

藤川球児投手
「『何を言ってるんだ』と批判されることも覚悟している。でも、みんなのおかげでこれだけ注目してもらえる存在になった以上は、ありのままの気持ちを伝えたかった。そういう人間なんだと感じてもらいたかった」

誰にも偽りない気持ちを伝えたい。野球選手を目指す子供たちへの気持ちを考え、ポリシーを貫き通した形のようです。
 

藤川は現行制度では、FA権を取得するまでに4年以上かかります。それまでに米移籍を実現させるには、ポスティングシステムを利用することになります。WBC五輪予選で世界のトップと交わってきたことが、球児の心に化学変化を起こさせたようです。
 

球団の回答はもちろん「ノー」。それは分かっていたそうです。だが、07年12月12日の藤川の行動は将来に夢がかなうなら、いやかなわなくても大きな意味を持つことになります。

藤川球児投手
「この日は忘れられない日になる。こうして話したことで、タイガースに対する意気込みがすごく強くなってる。新しい壮大な目標を持つことによって頑張れる」

さまざまな思いを胸に藤川“未知への挑戦”がスタートしました。


最初、井川の弁護士さんをつけたことには驚きましたね。 まぁ、まだ「将来的」で良かったです。
岡田監督、大補強の巨人に闘志
岡田彰布監督(50)は9日、国内の外国人選手を中心に巨大補強戦略を推し進める巨人の打倒を誓いました。巨人は既に獲得した前横浜クルーンに続き、ヤクルトから自由契約となったグライシンガーまでも阪神から“横取り”しそうな情勢。たとえすべてを巨人に奪われても、原巨人をたたきのめすだけです!
 

岡田彰布監督 
「クルーン?えらいことやりよるよなあ。グライシンガーも狙っとるんか。同じリーグから外国人を2人も3人もいくんは。ラミレスもいくとかゆう報道もあったな。他球団の外国人ばっかり狙ってなあ。また強なる?そら強なるやろ、だれが見ても!」
 
なかばあきれながらも相手がそう来るなら、構わない。受けて立つだけ。今季もシーズン中から巨人「100勝できる戦力や」と真顔で皮肉っていましたが、そのライバル球団がさらに戦力アップ。逆に倒しがいがあるというものです。
 
岡田彰布監督
「やりがい?フン、やりがいってゆうか、倒さなしゃあないやろ。(先発に戻る)上原が後ろにいてる方が違うし、クルーンは今年後半はそんなにようなかったしな。終盤に1点負けでクルーンが出てきたらもうアカンゆう感じはなかったからな」
と語気を強めていました。
 

仮に巨人グライシンガーも含めて、他球団からFAとなった外国人を全部持っていったら何勝できる戦力になるのでしょうか。その問いに「140勝ちゃうか」と冗談めかしながらも、目は笑っていなかったようです。
 
ただし一筋縄でいかないことも十分承知しているようです。今季は14勝9敗1分けと勝ち越した相手ですが、なお一層、気を引き締め、チーム一丸で全力を注がないと、何年も続けて巨人を倒すことはできません。現時点での分析と見通しを交えて、慎重にこう付け加えました。
 
岡田彰布監督
「もしラミレスも入ったら、センターは谷になるんか。江藤がFAで入った年以上の史上最強打線やな。200発打線とかになるんか。まあ(狭い)東京ドームで空中戦は避けられへんわ」

それでも巨人を倒してみせる-の言葉は胸の奥にしまいました。


やはり、今年も大補強をしてきましたねぇ。 このまま行ったら、巨人は何勝できるんでしょうか。 さらに強敵になったライバルを倒して、優勝に弾みをつけてほしいですね。
球児がクルーンのG入りに歓迎!?
「夢・星野スポーツ塾」のイベント『ドリームフェスティバル2007』が8日、京セラドームで開催され、日本代表の星野仙一監督(60)、山本浩二コーチ(61)、田淵幸一コーチ(61)に加えて、阪神から平田勝男2軍監督(48)、矢野輝弘捕手(39)、藤川球児投手(27)、葛城育郎外野手(30)が参加し、ファンともちつきなどで交流しました。藤川は来季について「強い巨人を倒したい」と話す一方で、巨人クルーン獲得には「良かった」と“歓迎”しました。
 

ここ数年、低迷を続けてきたライバルが小笠原らの獲得により強力打線を構築し、投手陣も上原ストッパー転向という大胆起用でシーズン優勝を果たしました。
 
藤川球児投手
「強い巨人が帰ってきた。すごく楽しかった。それでも勝ち越してるわけですから。来年も引き続きやりたいなと思ってます」
 
14勝9敗1分け、対戦成績をみれば、ライバルを圧倒した事実はあります。しかし、横浜の守護神だったクルーンを獲得するなど、補強でさらなる戦力アップをしていることは脅威であることに変わりはありません。
 

ここ3年で球界屈指の投手としてその名を知らしめた球児。重力の法則を無視したかのような浮かび上がる快速球は、並み居る打者たちをことごとく封じ込めてきました。野球人として、戦う者として求めるものは、さらなる強敵の出現。セ最強の巨人が補強をすればするほどに球児のモチベーションは上昇を続けます。
 
藤川球児投手
「岩瀬さんとも言ってたんです。良かったなって。(クルーンより)上原さんの方が脅威ですから」
 
五輪予選を共に戦い、上原という投手の偉大さを実感したようです。クルーン加入により、上原先発転向となると、逆にこちらにとってみれば“くみしやすし”と見るようです。
 

打倒巨人へ、思うのはチーム一丸。前夜見たNBAの中継に、そのヒントがあったそうです。画面から聞こえてくる選手の言葉が耳から離れないようです。
 
“自分が優れてるから勝てるわけじゃない。全員が機能してこそ勝てるんだ”-。
 
藤川球児投手
「自分がどうかは後からついてくる。(自分が抑えて)ヒーローを作り出したい」

強力打線はオレが封じ込める。だから巨人投手陣を打ってくれ。その先に、V奪回が見えてくるから-。

やっぱり、球児は頼もしいですね。 来季も今季以上の成績を残して、チーム一丸となって日本一へと導いてほしいです!
球児もメジャー!?
藤川球児投手(27)が7日、西宮市の球団事務所で契約交渉を行いました。交渉には井川の大リーグへのポスティング移籍時に代理人を務めた橋岡宏成弁護士(40)=國吉法律事務所=が同席しました。この日は球団からの金額提示はないまま、交渉は終了したようです。橋岡氏は次回以降の交渉で、来オフ以降のポスティングによるメジャー移籍要求の可能性について明言を避けましたが、球児“メジャー行き”に含みを持たせました。
 
藤川球児投手
「きょうはサインの話まで至ってないです」

球団からの金額提示はなかったそうです。今季の戦い、北京五輪アジア地区予選からの帰国報告…。つまり契約に関する話は、一切行われなかったといいます。
 

球児は昨オフの契約交渉で上杉昌隆弁護士を代理人に立てました。初めての代理人交渉を行った理由について、当時の球児はこう説明しました。

藤川球児投手
「2年間(05、06年)の成績を自分で客観的に評価できない」

あくまで球団から活躍に見合った評価を得ることが目的だったようです。
 

しかしこの日、球児は言いました。

藤川球児投手 
「金額的なことは心配してない。年俸をつり上げるということもないです」

焦点は評価でもなければ年俸でもありません。その上で代理人が井川のメジャー移籍を実現させた橋岡弁護士となると、考え得る方向性は一つしかありません。
 

次回交渉からは来オフ以降のポスティング、メジャー移籍を念頭に置いた話し合いになるのでしょうか-。報道陣からの質問に、橋岡弁護士は慎重に言葉を選びました。

橋岡宏成弁護士 
「それは…ないんじゃないですか。きょうのところはそういう話ではないですから。きょうのところはあいさつという感じです」
 
何度も「きょうのところは」という言葉を繰り返しながら、次回以降の交渉に含みを持たせました。年内に再度同席の上で交渉が行われる予定のそうです。ポスティング、メジャー移籍を念頭に置いた話し合いが行われることになりそうです。
 

05年の大ブレークから3年目となった今季。球児は開幕前に「3年間やって、新しい自分を探したい」と、今オフから目指すべき新たな方向性を模索することを明言していました。

来季はもちろん阪神。そして、その先は…。新たな境地に向かい、球児が進み始めました。その視線が海の向こうをにらんでいることは、間違いありません。

球児までメジャーに行ってしまったら、球児に変わるセットアッパーがいませんからね…。 メジャー流出は何が何でも止めてほしいです。
虎の投手陣低査定に、久保田が怒り爆発
4日の第1回契約交渉で保留した久保田智之投手(26)が6日、投手陣の査定について痛烈なフロント批判を繰り広げました。この日、今季50試合に登板した江草仁貴投手(27)が700万円増3300万円の球団提示を保留したことを受けて不満が大爆発。また、未更改の守護神である藤川球児投手(27)も「僕よりも中継ぎ陣を評価してほしい」と“援護射撃”したそうです。
 
同じ中継ぎ陣として大奮闘した江草の保留を受けて、すでに4日の交渉で保留している久保田は黙っていられなかったようです。
久保田智之投手 
「今年1年間投手陣は頑張ったと思う。野手よりも。 野手は結構上がっている。投手はどれだけ厳しい査定なのかと思う」
痛烈な球団批判は止まりません。以前より抱いていた野手と投手の査定に対する不公平感、不満、疑問が次々と口をついて出てきました。
 
だからといって、怒りの矛先が野手に向くことはないようです。

久保田智之投手
「野手は妥当な評価。それを投手に当てはめると、同じ評価をしているかといえば、違うのではないかとつくづく感じます」

あくまで査定を担当する球団フロントに対する不満であることを力説した。
久保田智之投手
「自分にしても評価が低かった。倍はいってないです」
と、自身の第1回交渉では球団提示額が5500万から倍増の1億1000万円に届いていなかったことも告白しました。
 
久保田智之投手
「『週刊ベースボール』の今週号を読んでもらいたいですね」
同誌では「現代野球における偉大な記録」として、シーズン最多90試合登板久保田の偉業を特集しています。査定を再検討するにあたっての“参考資料”まで球団に提示しました。
 
久保田智之投手
「球団は何を考えているのか? 一体何を見ているのだろうかと思う」
など、過激な言葉も飛び出しましたが、覚悟を決めての発言のようです。今オフの契約交渉には代理人を立てている久保田だが、球団との溝は簡単に埋まりそうにはなさそうです。

やっぱり、今年の久保田を見ていると倍増だけでは足りない活躍でしたからね。 交渉決裂なんかにならないように、球団がちゃんとこの意見を受け止めて久保田含めた投手陣に妥当な評価をしてもらいたいですね。
矢野、スタメン復帰!
右下腿三頭筋挫傷から14日に1軍に復帰した矢野輝弘捕手が15日、千葉マリンスタジアムでの練習に参加しました。状態は良好のようで、16日・ロッテ戦からスタメン復帰することが有力となりました。
 
前回ロッテとの対戦は2試合で24失点とロッテ打線のすさまじい破壊力を見せつけられました。矢野自身は故障で出場できませんでしたが、矢野は言います。
矢野輝弘捕手
「ロッテ打線は調子がいいから。セオリー通りやけど初回とか、先頭打者とか、二死を取ってからとか気を抜かないようにやっていかんとね」
と対策も頭に描いているそうです。
まずは強力打線をリードで封じ込めるようです。長年、猛虎の要を守ってきた経験をフル活用するつもりのようです。
 
正妻の戦列離脱から不出場となった14日の西武戦を含めて、チームは5勝9敗と調子に乗れないまま沈んでしまいました。交流戦の成績も6勝12敗とあと1つ負ければ負け越しが決まってしまいます。ベテランが追い込まれたチームの救世主になってくれることを期待しましょう!!
星野監督「V奪還&金」誓った
阪神タイガースの激励会が28日、大阪市内のホテルで行われ、宮崎恒彰オーナーをはじめ、阪神電鉄役員、チーム関係者らが出席。乾杯を前に、宮崎オーナー牧田社長岡田監督に続き、予定にはなかった北京五輪野球の日本代表監督でもある星野仙一SDもあいさつしました。阪神のV奪回を願うとともに、代表チームのアジア予選突破、そして北京五輪での金メダルを力強く誓いました。
 
星野仙一SD
「優勝、優勝と、岡田監督もプレッシャーをかけられてましたが、私も同じ。勝って当たり前、という状況というのは、岡田監督と同じです。お互い今シーズンでいい目を見て、有終の美を飾れるように、しっかり戦っていきましょう」
阪神の優勝で笑い、そしてアジアを勝ち抜いて、もう一度笑いたい。「恐怖」と隣り合わせでも、成し遂げる自信はあるようです。激励会の前には、電鉄本社で宮崎オーナーと会談。
星野仙一SD
「代表に(何人も)選ばれるような突出した選手は少ないけど、平均力が高い。 優勝する戦力は整っている」
と断言しました。
 
ともに戦い、猛虎の夢と日本の夢を現実のものとしたい。壇上から、猛虎戦士の顔をじっくり眺めて送ったメッセージ。
星野仙一SD
「タイガースの選手で、どれだけ北京にチャレンジする選手が出てくるか」
日の丸のため、プロ野球界のため。身を削って、重圧に飛び込んでくる熱い男たちを、心待ちにしているようです。
 
星野仙一SD
「ともにコンディションを整えて、1年間戦って、ともに頑張りましょう」
阪神のSDとして、日本を預かる指揮官として。半端な気持ちでは、1年を終えられません。岡田阪神の逆襲のスタートとともに、星野監督金メダル獲得に向けて、闘志をさらに燃え上がらせていました。
「鳥谷1番」で開幕ダッシュや!
阪神がオープン戦全日程を終え、07年猛虎打線が決定しました。切り込み隊長を務めるのは鳥谷敬内野手になりました。この日も2安打と絶好調。12球団のオープン戦最多安打で締めくくり、出撃態勢は完了しました。ラスト試合は大敗しましたが、それもご愛嬌(あいきょう)。3・30開幕戦。赤ヘル相手に鳥が翔(と)びます!
 
岡田監督が描いていた、近い将来の理想像-。それが早くも現実になろうとしています。無限の可能性を秘めた虎の若き切り込み隊長。07年の阪神打線は1番遊撃・鳥谷敬から攻撃を開始することになります。オープン戦最多安打の“タイトル”を引っ提げ堂々のゲートイン。刀をバットに持ち替えた若き侍は、最高の状態で開幕を迎えます。
 
突破力を見せつけました。一回の第1打席、先頭打者として増渕からいきなり右前打。カウント2-3からの6球目、146キロ直球を鋭いスイングではね返しました。
鳥谷敬内野手
「タイミングが合ったら振っていく、ということができたので、それはよかった」
強く振る。キャンプから自分に課してきたテーマを、オープン戦最終戦でもきっちり実行していました。
これだけでは終わりません。六回の第3打席ではこの回の先頭として左腕の高井と対戦。カウント2-1と追い込まれながら、外角に逃げるように変化した137キロ、外角低めの球を中前に安打しました。体勢を崩されても強く振っていき、その結果、ヘッドが走りボールを拾うことができました。
 
「とにかくバットを振る」。自ら口にした課題を見事に全うしています。この試合ではヤクルトの3投手に対し、計19球を投げさせたうちで見逃しのストライクは2球のみ。ボールが5球あった以外の12球に手を出していきました。打てるボールにはほとんど食らい付き、有言実行していました。
 
オープン戦を戦い終えてみれば、18試合で25安打の大暴れ!今季の公式戦144試合で換算すれば200安打を稼ぐ計算になります。打率・3852本塁打9打点という数字はいずれもチームトップ。
鳥谷敬内野手
「オープン戦でよかったからといって、シーズンでもいいとは限らない」
と落ち着いていますが、見ている側は楽しみで仕方がありません。
 
鳥谷に次ぎ、オープン戦2番目の23安打を放ったヤクルト青木は早大の同級生。2人がペナントレース本番で、最多安打争いを繰り広げる可能性は大いにあります。
鳥谷敬内野手
「そこを最初から意識はしないでやります。任された打順でしっかりやっていけば、結果もついてくると思う」
景気のいい言葉こそありませんが、負けるつもりはさらさらないようです。
 
3・30、京セラドーム。逃げも隠れもしません。正面から突破します。フルスイングで突き進みます。V奪還への道を真っ先に切り開くのは、鳥谷敬で間違いないようです。
天敵チェックで8年ぶりの「代打金本」
24日のヤクルト戦。「4番レフト、藤原」の場内アナウンスに、試合前のスタンドがざわつきました。一回裏、そのざわつきが歓声に変わります。「バッター藤原に代わりまして、金本」。
 
初回の代打・金本。ベンチ裏で試合直前に決まったそうです。左太もも裏の張りの影響で、まだ守備に就けないことを考慮。“奇策”は「打席に立っておきたかった」という金本の思いを、岡田監督が組み入れたものでした。

金本知憲外野手
「99年(広島時代)、前田の代打以来やな。守らずに代打に立つのは、あの形しかなかったからね。首脳陣の計らいに感謝するよ」
8年前の4月7日、阪神戦の初回、前田の負傷によって代打に立って以来の“珍事”となりました。
 
21日の広島戦で左太もも裏に張りを訴えました。22日の横浜戦は大事を取り試合前に帰阪。翌日の練習には参加しましたが、ヤクルト戦の出場は「微妙…」と漏らしていたそうです。この日も試合前の守備、走塁練習は回避。打撃練習のみを行い、1打席の出場に備えていました。
 
「今日は、石井一だったから」。昨季10打数無安打に抑えられた左腕の球筋だけは見ておきたかったようです。正田コーチも「この時期、どんな打者も打席に立ちたいもの」と主砲の気持ちを代弁していました。結果として捕飛に終わってしまいましたが、“目的”は果たしました。
 
今後のプレーは患部の回復次第ですが、金本の打席を見た広沢コーチは「打撃は問題ないよ」と説明。守備、走塁に関しては、吉竹コーチが「27日の紅白戦からでいい」といいました。
岡田監督も「万全になってからスタートしたらええ」と、焦らせるつもりもないようです。数々の修羅場を切り抜けた鉄人です。心配無用なのです!開幕4番には、必ずこの男が座っていることになるのですから。


☆今日のインコの出来事
今日は、お父さんの母校がセンバツ出場するということで、朝8時から甲子園に行ってきました。
対戦相手は報徳学園という優勝候補の学校でしたので、マズイなぁと思ってしまったんですが、7回に2点を奪い、報徳学園を2−1で下しました。
7回まで互いに0点の投手戦だったので、どうなるかなぁと思っていたんですが、まさか勝ってしまうとは・・・・。
次の試合も頑張ってもらいたいです!!
「虎の正田」が下柳の弟子入り志願!
日本ハムとの交換トレードで阪神に移籍してきた正田樹投手が23日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行い、下柳に“弟子入り宣言”しました。
 
同じ左腕、そして日本ハムから移籍してきた大先輩のすべてを吸収するつもりのようです。
正田樹投手
「(日本ハムで)3年間、一緒にやらせてもらった。チームが変わったことによって、いい成績を残しているお手本なので、いいところは吸収していきたい。(日本ハム時代も)聞いたことは真剣に答えてくれた」
とあらためて“師弟関係”をお願いする考えのようです。
 
99年夏の甲子園優勝投手だけに、聖地のマウンドには「とてもいいイメージがある」とのこと。昨年は入団以来初めて1軍登板がなく、チームの日本一に貢献することもできなかった。トレードが決まったときは「うれしかった」そうです。
 
まずは2軍練習に参加することになりますが、タテジマお披露目登板は、27日の紅白戦(スカイマーク)に決まりました。
正田樹投手
「上背があるので角度を使いたい。それと大きなカーブもあるので、緩急を使って投げたい」
と188センチ左腕は力を込めました。

正田は、高い背があるので、それを生かした投球で虎に勝利をたくさん貢献してほしいと思っています。
打点王復活の時・・・
今岡誠内野手が21日の広島戦で2安打5打点と大暴れ。チームのプレ開幕戦連勝、オープン戦7連勝の原動力となりました。開幕へ向けてエンジン全開です。右手ばね指の手術などで不完全燃焼に終わった昨季。借りは必ず返す。05年に147打点を挙げたキングの貫録が、完全によみがえったように思えました。

四回無死一、二塁。先頭のシーツ金本の連打という“打点チャンス”で出番は巡ってきました。カウント2-1からの4球目、青木高の112キロカーブを引っ張り、三塁線を破る先制2点二塁打。これが呼び水となりこの回、5安打5得点のビッグイニングとなりました。
 
2点差に追い上げられた七回は、相手のミスで得た一死満塁の好機でトドメの一撃。1-2のバッティングカウントから、河内の甘く入った140キロ直球を左中間に運び、3人の走者を本塁に迎え入れました。今岡ならではの“決定力”。それでも「金本さんがたまたま前で打たなかったから」と先輩のおぜん立てに感謝したのが今岡だそうです。

今岡は首位打者を獲得した03年の打撃に立ち返ろうとしています。
今岡誠内野手
「走者がいるいないに関係なく打ち方を変えず、率を残す打ち方をしていく。去年に関しては打点ありきで打ってたけど、今年はヒットを打てば自然に結果がついてくるというスタイルでいく」
オープン戦チームトップの打率・370という数字が、その意識の表れです。
 
守備でも魅せました。二回、先頭打者の新井の三遊間への打球を素早い足の回転でチャージすると、遊撃・鳥谷の前で打球をカット。流れるような一塁への送球でアウトをもぎ取り、守りで試合の流れをつくりました。昨シーズン終了後から取り組んできた、守備から野球に入るスタイル。その成果も間違いなく出ています。

正田耕三打撃コーチ
「今岡が打つと金本が助かるし、ハマ(浜中)も楽に打てる」と、今岡復活の相乗効果を強調。
岡田監督
「去年とは状態が違うと思うし、動きにしても守備にしてもなあ」
と手応えを口にしました。
 
打点を稼ぐという最も重圧のかかる作業。これを難なくこなす男の存在は、前後の打者の精神的負担を軽減し、チームの試合運びを有利に展開させます。打点王・今岡の復活こそが、V奪還への道しるべとなるのです。
3番 鳥谷でもイケる!
自信に満ちあふれた男の美しいアーチでした。
3番」に入った鳥谷敬内野手が20日・広島戦の七回、逆転3ランを放ちました。どんな打順でもキッチリ仕事をして、一振りで勝負を決めてくれる。頼もしい男の一撃で広島との“プレ開幕戦”を制しました。これでオープン戦6連勝。スリリングな勝利に高松の虎党も酔いました。
 
1点を追う七回一死一、三塁の場面でした。小山田に対しカウント2-0と追い込まれ、迎えた3球目。ストライクゾーンに入ってきた139キロの直球を「甘かったですよ」と逃すことはありませんでした。見ている方も気持ちがいいほどの当たりでした。18日の巨人戦に続く2戦連発。オープン戦第2号となる、逆転3ランはバックスクリーン右に飛び込みました。
 
鳥谷敬内野手
「追い込まれていたので、直球を待っていたというわけではないです。真っすぐのタイミングで打ちにいったら、たまたま直球がきた」
本人はそう話すが“たまたま”で打てるものではありません。打てるボールを確実にモノにする技術が備わってきました。誰もが着実に成長した鳥谷に、頼もしさを感じてくるようになりました。
この日は3打数1安打3打点。オープン戦通算で打率・367と無類の安定感を誇っています。15日の楽天戦で右肩に死球を受け、途中退場したがその影響をみじんも感じさせないタフネスぶりで、遊撃の定位置に見事に君臨しています。
「ずっと何も心配してへんて」という岡田監督の全幅の信頼もうなずけます。
 
敵にとっては相当に脅威となるのは当然です。
広島小林幹英投手
「今年、初めて(鳥谷の打撃を)見たけど打席での雰囲気がぜんぜん出てました。これからスコアラーと(対策を)相談します」
と警戒を深めました。初々しさがあったこれまでのプロ3年間とは違います。相手に恐怖を与える男に成長しました。
 
五回の第3打席ではナックルボーラーのフェルナンデスと対戦。カウント2-3から、四球を選び新戦力の観察も怠りませんでした。
鳥谷敬内野手
「ボールを見られたのは大きい。ドームと外とでは変化も違うと思うし、そのときそのときです」
と冷静に分析していました。
 
阪神の次世代を感じさせる若虎の存在は、虎党の夢を無限に膨らませます。黄金期が訪れるとすれば、チームの中心はこの男にほかありません。虎のタフガイに今季は、これまで以上の期待を掛けていいでしょう。
1番 鳥谷イケる!
1番・鳥谷」「9番・赤星」-。シーズン、オープン戦を通じて初めての並びが登場しました。
鳥谷敬内野手がバックスクリーン弾を含む、オープン戦4度目の猛打賞をマークすれば、赤星憲広外野手もきっちり3安打で鳥谷につなげました。新鮮かつ攻撃的な新オーダーで巨人に快勝し、オープン戦5連勝。これならシーズンでも使えそうです!
 
東京ドームを虎党の歓声が包み込みました。入場者は2万3711人。球場の左部分を埋めた黄色い阪神ファンが、地元のGファンを圧倒しました。今年も関東虎党は元気です!千葉でも、横浜でも、相変わらず応援はすごいですね!

1番・鳥谷」の気持ちのこもった?一発で、虎党のボルテージがより一層上がりました。
ベストオーダーは一体何か、毎日組み替えて試行錯誤。「赤星・関本」から「鳥谷・赤星」ときて、今度は「鳥谷・関本」。この3試合で3通り目の1、2番コンビとなりました。各々の力量差がないから、普通に機能しています。

この日は、鳥谷の打撃が光りまくりmした。オープン戦5連勝の立役者は紛れもなくこの男。
初回に右前打を放つと、関本三振の際に盗塁成功。ここは無得点で終わりましたが、続く三回にも右前打でつなぎ、関本の先制適時打を呼びました。さらに、六回の第4打席。二死から安打で出た赤星を一塁に置き、パウエルの127キロ、外寄りの変化球にうまく対応しました。
鳥谷敬内野手
「自分では入らないと思った。逆らわずに打てました」
という打球はセンターバックスクリーンへ一直線。オープン戦第1号で試合を決めました。
 
15日の楽天戦(静岡)で右肩に死球を受け、16日のロッテ戦(千葉)を欠場。続く17日の横浜戦(横浜)で復帰しましたが、3打数無安打に終わってしまいました。だが、正田打撃コーチは全く心配していなかったといいます。
正田耕三打撃コーチ
「打席の中でドッシリとしているからね。本当に力をつけてますよ」
一発含む3安打2打点の結果は、別に驚くことではないようです。
 
2番の関本同様、鳥谷も今や、どの打順でも仕事ができるようになりました。
問題は、赤星をどの打順で起用するかです。この試合では「9番」に置きました。すると、岡田監督が「今年一番いい内容。楽に打っていたな」という4打数3安打。いずれもセンター中心の打撃で、2度も得点の起点となりました。
 
赤星憲広外野手
「いいポイントで打てましたね。9番?あくまで試している段階だと思います」
1番での復活を心に期す赤星は、笑みもなくそう話しました。確かに試行錯誤の段階ですが、DH制の交流戦では、この打順も可能性は十分ありえます。また「8番に投手を入れるケースもあるかもしれない」と正田打撃コーチが言うように、同一リーグ相手でも、自軍の状況と投手次第では考えられます。
 
今年の虎打線は千変万化しますが、中軸は動かないから決して“猫の目”ではないようです。見る方はこれを楽しめばいいんだそうですよ。


☆今日のインコの出来事
今日は、朝の8時から電車に乗って、高校に行ってきました。 
=内容=
1、3教科(英・数・国)の学力検査
2、教科書、校舎で履くスリッパ、体育館シューズの購入
3、証明写真を撮る
というものでした。
まず、午前中に教科書、校舎で履くスリッパ、体育館シューズの購入、証明写真を撮る、ということをし、昼から3教科の学力検査をしました。
帰りは、重たい教科書を持って帰りました。 とても腕がだるくなりましたT-T
しかも、また宿題を出されたので、やる気が失せるというか・・・・。 まぁ、頑張ります。

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