下柳 最年長開幕投手の可能性アリ!
安藤福原が開幕に間に合わなくても、虎投にはこの人がいます。下柳剛、38歳のベテラン左腕が17日の横浜戦で4回1失点に抑え、開幕に向けて順調な調整ぶりを示しました。
チーム内に突如立ちこめた暗雲を、絶妙の投球術で振り払いました。もはや開幕投手の最有力候補。
 
失われた2本の命綱。それでもなお、虎党が望みを捨てずにいられるのはなぜでしょう。口元にかすかな笑みを浮かべながら、マウンドに仁王立つ最後の命綱。苦境にあっても猛虎の足取りが乱れないのは、このベテラン左腕の存在があるからにほかならなりません。
 
ストライクゾーンの両サイドで多彩な変化球を操る指先の魔術。初回の二死二塁をしのぐと、二回も難なく3人斬り。三回には、一死二塁から仁志にスライダーを中前に運ばれて1点を許してしまいましたが、それ以上の失点は許しませんでした。
時折、変化球が甘く入る場面もあり、調子は決してよくありませんでした。それでも打者を前後左右に揺さぶる投球術はさすがのひと言です。4回64球という下柳らしくない球数も、開幕を見据えた調整マウンドであることを考えれば十分な収穫でした。
 
岡田監督が全幅の信頼をにじませます。指揮官はこの日、2軍でリハビリ中の福原安藤をともに開幕ローテから外すことを明言しました。円熟の右腕2人を欠いたまま始まる猛虎のペナントレース。となれば開幕投手の最有力候補は、プロ17年目で初の栄誉となる下柳。新助っ人・ジャンの可能性もありますが、いずれにせよベテラン左腕が背負う期待は、これまでにも増して大きなものとなります。
 
久保康生チーフバッテリーコーチ
「順調にきてます。いつ開幕してもいいですよ」
結果も内容もいりません。開幕に向けて納得のいく調整を重ねてくれれば、それでいいんです。
 
次回登板は24、25日のヤクルト戦(京セラドーム)。最後の実戦調整を経て、いよいよ開幕に突入します。
 
下柳剛投手
「まだちょこちょこっと直さなきゃいけないこともあるわなぁ…」

淡々と、飄々(ひょうひょう)と-。いかなる状況にも動じぬこの姿に、チームの信頼と尊敬が集まるのです。頼れる左腕はチーム最年長。心配はいらないようです。猛虎にはこの男、下柳がいるのですから。
今季は「KJF」 守護神は球児!
藤川球児投手が、今季も抑えで起用されることが濃厚となりました。中西清起投手コーチは12日、今季の勝ち試合でのリリーフ陣の起用法について「監督と話し合って、もう決めている」と明言。球児抑えに固定し、久保田ウィリアムスセットアッパーとして起用する方針のようです。05年優勝の原動力となった勝利の方程式「JFK」から、今季は「KJF」にシフトチェンジ。驚異の防御率を誇る球児を中心に、鉄壁布陣が編成されることになりそうです。
 
久保田の先発起用の可能性について「今の起用法を見れば分かるやろ」と話しました。久保田は5日の楽天戦、10日の巨人戦で中継ぎで登板しており、中継ぎとしての起用が濃厚。さらにいずれも2イニングの登板となっていることから、今季はセットアッパーとして起用されることが決定的です。
となれば、抑えは必然的に球児となります。岡田監督は当初、昨季後半戦前に負傷離脱するまで抑えを務めていた久保田を、今季も抑えとして起用することを理想としていました。しかし、先発も視野に調整を進めてきた久保田は、複数イニングの登板も可能。さらに球児をなるべく1イニング限定で起用したいという思惑もあり、球児守護神に固定されることになりました。
 
球児は自主トレ段階から、今季の働き場所をセットアッパーと想定。
藤川球児投手
「05年に一番機能した形だし、僕が流れを断ち切って後ろにつなぐ形が理想。(しかし、)言われれば、どこででも投げるのが当然」
とも話しており、抑えももちろん視野に入れているようです。
 
守護神としての実績も申し分ありません。久保田の負傷離脱にともない、昨季後半戦から抑えに配置転換された球児は、ここでも抜群の安定感を発揮。年間を通じても、敵に逆転を許すことは1度もありませんでした。63試合で防御率0・68という驚異の数字が示すように、働き場所を問わず十二分の力を備えています。
 
球児はこの日、甲子園での居残り組の練習に参加。ランニング、キャッチボールなどのメニューをこなし、次回のマウンドに備えました。

05年の「JFK」から、今季は「KJF」へ。24、25日のヤクルトとのオープン戦最後の2連戦(京セラD)での連投テストを経て、完成する07年勝利の方程式。新たに編成された鉄壁布陣が、覇権奪回への歩みを支えます。


☆インコの今日の出来事
今日は、僕が明日で卒業する中学校のアルバムをもらいました。
僕はあまり中身を見ていないんですが、パッと見たところ、みんなが若々しく、そしてかわいらしく思えました。 まさに、思い出がたくさんつまっているという感じがしました。 
明日で卒業式なんですが、まだ卒業という実感がわきません。 多分、明日になるとわかると思うんですがね。 感動できる卒業式にしたいですね。
小嶋、17日にセ界デビュー!
希望枠左腕の小嶋達也投手=大阪ガス=が11日、教育リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発し、5回1安打無失点の快投を見せました。初回の3者連続を含め計6奪三振。次回登板は17日の横浜戦(横浜)に決まりました。開幕ローテを担う即戦力ルーキーが、初めてセ・リーグの打者と対戦。いよいよ本番モードです。
 
指先の微妙な感覚が狂う寒さの中でも、開幕を見据えて調整を続ける小嶋には全く関係なかったようです。2軍相手とはいえ、誰もが認める完ぺきな投球を見せました。
金子荒金をすべて直球で見逃し、見逃し、空振り三振。四回一死で最初の走者を出してしまいましたが、難なく切り抜け、予定の5回をたったの53球で投げ切りました。
小嶋達也投手
「初回が大事だと思っていて、いい形で入れてよかった。フォアボールもなかったし、球数も少なかったのもよかったですね」
と満開の笑みで振り返っていました。
 
中西投手コーチは、走者を出したときのクイックなどを確かめたかったようです。
中西清起投手コーチ
「スイスイ行き過ぎてたな。もうちょっと見たかった。(と苦笑いし)これからは先発ローテの調整をしっかりやらせていかないと」
と、開幕ローテ当確を明言。開幕から逆算しての調整を進める考えを示しました。
 
岡田彰布監督
「これからセ(リーグ)が続くから帯同さすよ。(セの打者と)対戦させて、見させていく」
と説明しました。これまでオープン戦3試合はパ・リーグでしたが、初めて同一リーグの相手となる17日の横浜戦(横浜)に登板させることを決定したようです。シーズンを想定してセ・リーグの打者と対決して研究するようです。これからは、いよいよ本番モードに突入です。
 
順調に調整を続ける小嶋ですが、細かいチェックも怠りません。この試合では変化球の制球に苦しみました。しかし「ボールを離すタイミングを遅くした」と試合中にリリースポイントを修正したそうです。実戦4試合13回連続無失点につなげました。
 
小嶋達也投手
「今日は腕が振れてたから、(次回は)腕を振ってコントロールできるようにしていきたい」
と飄々(ひょうひょう)とした背番号29。あとは開幕まで自らに課題を出し、気持ちを高めます。まずは17日の横浜戦に注目です!

☆今日のインコの出来事
今日は、なんか体がだるい気がしました。 しかも、まぶたも重かったので、熱をはかってみると、少し熱があったので、2時間ほどソファで寝ました。 今はスッキリしていますが、まだ頭がボーッとしているので、今日は早めに寝るようにします。 
それでは、また明日。 
浜ちゃん早朝帰阪し、打ち込み80分!
打撃不振が続く浜中治外野手が7日、チームから離脱し、帰阪しました。甲子園球場に直行し、室内練習場で打ち込みを敢行しました。途中からは報道陣も締め出し、計80分間、懸命にバットを振り続けたようです。苦悩する若き大砲に、きょう8日からともに残留組として練習する“アニキ”金本知憲外野手も、不振脱出へのバックアップを惜しまないつもりのようです。
 
だれもいないひっそりとした室内練習場。水銀灯をつけ、バットを片手に打撃マシンに向かう背中は、悲壮な決意に包まれていたそうです。屈辱の帰阪を言い渡された福岡をたってから約3時間半後。復調へのきっかけをつかむため、浜中は“相棒”を握り締めていました。
ストレッチで体をほぐし、マシンのスイッチを入れます。バットを黙々と振り始めて40分後、159スイングしたところで「すみません。一人にしてください」と報道陣を完全シャットアウトし、自分だけの空間をつくったそうです。さらに40分…。白球をたたく乾いた音がやみ、悩めるスラッガーが1人で球拾いを行い、練習場から出てきました。
 
浜中治外野手
「今は練習するしかない」
この言葉に、思いが集約されているように思えます。オープン戦5戦目となった6日のソフトバンク戦(ヤフーD)で初のスタメン落ち。九回二死から代打で出場するも二直に終わってしまい、計15打数1安打となりました。「練習するしかないやろ」と岡田監督から出直しを通告されて、午前7時前の新幹線に乗り、チームから1人離脱しました。
 
今後の再合流については未定のようです。10、11日の教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で打席には立つことになりそうですが、正田打撃コーチはこう言います。
正田耕三打撃コーチ
「(再合流は)まだわからん。とにかくまだ打ち込ませる」
と無期限での打ち込みを指令しました。
 
出口の見えないトンネルに迷い込んだまま、きょう8日からは、甲子園に残留している主力組とともに汗を流します。そんな悩める背番号5に、心強い存在が手を差し伸べます。それは、金本です。
開幕を前にどうしても復調してもらいたい-。それは指揮官をはじめ、だれもが期待しています。もちろんアニキもそう考える一人です。昨年は負傷で途中離脱した今岡の穴を埋め、3割20本を打った浜中。今季も大きな戦力であり、その実力も認めています。だからこそ、不振脱出のために、意見を求めてくるのであれば、一肌脱ぐつもりでいるようです。
 
浜中治外野手
「失ってる自信を取り戻さなくちゃいけない。開幕もあきらめたわけじゃありませんから」
2年連続開幕スタメン落ちは御免。アニキもバックアップしてくれるミニキャンプで、浜中は「開幕・右翼」争いに再び名乗りを上げることになります。

☆今日のインコの出来事
今日は、学校が終わってから、友達と2人で京セラドーム大阪へオープン戦を見に行ってきました。
今日はオリックスVS横浜の試合でした。
オリックスの先発・セラフィニがしっくりきませんでした。 それに対して、横浜の先発・加藤が4回1失点でした。 
初回からオリックスが点を取られていたので、面白くないなと思っていたんですが、由田がクルーンから2ランを放ってくれたので、とても面白くなりました。 結局6対3で負けてしまいましたが、オープン戦を始めて見たので、とてもいい思い出となりました!
“大先輩”の前で号砲!
林威助外野手が、「世界の王」の“予言”通りに豪快な一発を放ちました。試合前、尊敬するソフトバンク王貞治監督が「今年のはやるんじゃないか」と話していたそうですが、その言葉通り七回、右翼スタンドに見事なアーチを描きました。シ烈な外野戦争の中、執念をバットに乗せて、これからも打ち続けます。
 
福岡で打ったという意味は大きかったようです。それはの笑顔が物語っていたように思えます。台湾の英雄であり大先輩のソフトバンク王監督の目の前で放った特大アーチ。それも留学先の柳川高のある、第2の故郷というのが縁を感じさせます。
林威助外野手
「ここで打ったのはうれしいです。高校時代もこっちですから」
移動のバスに乗り込む直前、透きとおった瞳が一段と輝きを増しました。
 
6点ビハインドの七回でした。相手投手が右の山村に交代したところで、高橋光の代打で出場。カウント1-3からの131キロ、スライダーを迷わず振り抜きました。
林威助外野手
「0-3から1球みて、真っすぐの軌道でいこうと思っていた。そこで変化球を打てたのはアピールになったと思う」
右翼席中段に突き刺さった一発は、成長ぶりを存分に示すオープン戦今季第1号ソロとなりました。
 
予言”にこたえるアーチでした。試合前、岡田監督と談笑した王監督はこう話しました。
王貞治監督
「去年は出る機会がなかったけど、今年はやるのでは」
と、の今季の活躍を予感したかのような発言を残していたようです。その約2時間後に特大アーチが飛び出したのは、ただの偶然とは思えません。
 
昨年のWBCで台湾代表の4番として、王JAPANと真っ向勝負で挑みました。結果は王JAPANに力負けしましたが、その経験は確実に生きているようです。
王貞治監督
「彼が頑張れば台湾球界も盛り上がるからね。当たればすごいの打つからね。しっかりやってほしいね」
という期待は、虎党にも共通する感情でしょう。
 
この試合、ソフトバンクは左腕の杉内が先発で、高橋光4番起用というチームの目的もありスタメンからは外れました。だが、最初の打席でいきなり結果を出すアピールぶり。
岡田彰布監督
「オープン戦でもしっかり結果を出している」
と目を細めました。
 
林威助外野手
「まだ試合もありますし、結果を出してアピールしていかないと」

外野の定位置争いはし烈を極めますが、しっかり地に足が着いています。自分の打撃をすればいいのです。信念を胸に、はバットを振り続けます。
安藤、開幕イケる!
右太ももの張りで別メニュー調整が続く安藤優也投手が、早ければ15日の教育リーグのサーパス戦(鳴尾浜)に登板することが4日、分かりました。まず10日のシート打撃に登板する予定のようで、今季初の実戦登板へ順調な回復ぶりのようです。これには、一度は開幕2軍を覚悟したという岡田彰布監督(49)も、安藤開幕投手の可能性も示唆したそうです。
 
息を切らし、汗を流して何度もランニングを繰り返しました。鳴尾浜のグラウンドにしるされたのは、無数の復活の足跡。負傷で別メニュー調整を行う安藤が、早ければ15日の教育リーグのサーパス戦(鳴尾浜)で実戦復帰を果たします。少し曇り気味だった右腕の頭上に、光が差し込んできました。

安藤優也投手 
「そこ(15日)に合わせるというのはないですけどね。ただ、(調整の段階が)うまくそこに重なるということで。ダメなら投げないですし、ムリして投げようというのはないですけど」
虎党にとっては、3日の小嶋の快投に続く「朗報」です。昨年までのエースであった井川が抜けて、空席となった開幕投手のイス。岡田監督は、まだ、誰を座らせるのかを決めていません。キャンプ終盤では、安藤福原の開幕2軍の覚悟も口にしたこともあったようですが、候補の1人でもある安藤の回復が、指揮官の心を動かしています。
 
岡田彰布監督
「あいつら(安藤、福原)かって、開幕にビシッと合わせてくるかもしらんやろ。焦らせてないだけや。安藤のほうがだいぶ早いな。早いよ、安藤は。(開幕投手は)まだ分かれへんよ。あの2人のうちの1人かもしらへんし。その兼ね合いもあるしな」
鳴尾浜から甲子園へ。復活にかける右腕の思いは、指揮官に届いていました。キャンプ第2クールで右太ももの張りを訴え、そこから続く別メニュー。ただ、3日から始めた右翼フェンス奥の走路での軽めのダッシュは、より力を入れて行うなど、順調にステップを踏んでいます。
 
右肩の仕上がりに関しては、ブルペンでのピッチングを何度も行っているため、「7、8割は戻ってるよ」と話しているようです。前日は106球を投げて、この日も108球を投げ込みました。

順調なら、今週末の10日にも、シート打撃に登板して感触を確かめる予定です。まだ、予定の段階ですが、それが見えるのと見えないのとでは大きな違い。復活の力強い足音が、確かに聞こえてきたように思えます。

☆今日のインコの出来事
今日は、特にといった出来事はなかったです。 しいて言うなら、卒業式の練習で座るイスがなくて、みんなに笑われたことぐらいですかね。 入場してくるところから練習するんですけど、座ろうと思ったらイスがないんですよ! あのときは本当に恥ずかしかったですw 用意する人、ちゃんとしといてほしいって思いました。
小嶋、開幕ローテ決めた!
阪神の希望枠ルーキーである小嶋達也投手=大阪ガス=が開幕ローテ切符をほぼ手中にしました。オリックス戦で初先発し、4回を“完封”。3度目の実戦登板で初安打を喫してしまいましたが、巧みな投球術でその1安打のみに抑え込みました。今後の登板次第では、一躍開幕投手候補に挙がる可能性も十分です。
 
2月17日の練習試合・日本ハム戦、22日の紅白戦に続き、3度目の実戦登板でも「結果」を積み重ねました。予定通りの初先発。社会人・大阪ガス時代から勝手知るマウンドながら、プロ初先発とあれば少しは緊張するものですが、例によって、落ち着き払っていました。
受けるも新人の清水誉捕手。呼吸が合っていました。初回、オリックスの即戦力ルーキーである大引に四球を与えた後、北川に初球を打たれてしまいました。高めに浮いた134キロの外角速球を中前打。

小嶋達也投手
「(実戦で)ヒットを打たれたことがなかったというものがあったので…あれで気が楽になりました」
ささやかな緊張感が抜けると、あとは小嶋の独壇場。アレンから外寄りの速球で空振り三振を奪うと、大西には103キロのスローカーブを投じ、わずか1球で仕留めてピンチを脱しました。

MAXは142キロでしたが、スコアボードに出る球速は130キロ台がほとんどでした。それでも打者は振り遅れたり、空振りしたりしていました。
岡田彰布監督
「何キロかは関係あらへん。バッターは見づらいんやろな」
と言ったそうですが、相手打者の声もそうのようです。
2三振を食らったアレン
「インもアウトもいいファストボールが来てたよ。(ホワイトソックスのエース左腕である)マーク・バーリーみたいな投手だ」
と持ち上げていたようです。
 
4回を1安打3三振無失点。最高の結果でまた株を上げました。速球の出来は「7、8分」でも、数字以上に速く見せる投球術があるようです。スローカーブも簡単にストライクがとれていました。三回に俊足の坂口のセーフティーバントをダッシュよくさばいたフィールディング。首脳陣の信頼度が増すのは当たりでしょう。
 
小嶋達也投手
「4回をしっかり抑えるのが課題だったので、きょうは100点です。次も自分の力を出して、どんどんアピールしていきたいですね」
岡田彰布監督
<笑みを浮かべて言ったルーキー左腕について>
「先発ローテ?3月3日の段階で決められへんよ。 (少し間が空いて)1年の戦力になることは間違いないということや」
と話したようです。ですが、顔には「決めとるよ」と書いてあったようです。福原安藤が出遅れている状況を考えれば、3月30日の開幕投手候補に挙がる可能性すら秘めています。
 
チェンジアップやフォークは抜けて、高めに浮いてしまいました。シュートも温存しています。これらが完全ならば…と思ってしまいます。ただ、重い負荷のかかった試合、場面で投げた経験がないのも事実です。 順調すぎて、急に失速してしまわないようにしてほしいです。

☆今日のインコの出来事
今日は、朝の10時からドコモショップに行って、ケータイを買ってきました。 買ってきたはいいんですが、iモードができないので、メルアドの変更や着うたフルなどができないんです・・・・。 明日の朝9時からできるようになるんですがね。
まぁ、ケータイ買ってもらえてよかったです。
京セラドームでWお披露目
阪神は1日、高知・安芸で1カ月間の春季キャンプを打ち上げました。岡田彰布監督は収穫および新戦力として真っ先に希望枠の小嶋達也投手=大阪ガス=の名前を挙げたようです。小嶋が先発する3日のオリックス戦(京セラドーム)は、ポスト矢野の期待がかかる4巡目の清水誉捕手=関学大=と組ませる予定。関西の虎党に期待度満載の新人バッテリーお披露目です!
 
このまま小嶋に“ポスト井川”の先頭に躍り出てもらいたいんです。開幕1軍は現時点でもほぼ当確ですが、さらにその上を行ってほしいのです。キャンプイン前日に「(就任)4年目で一番楽しみなキャンプ」と話していた岡田監督は締めくくりのこの日、最大の収穫となった新人左腕の名前をうれしそうに口にしました。
 
岡田彰布監督
「これからオープン戦で特に若いピッチャーに結果を出してほしい。井川の穴という意味で能見と江草がちょっと抜けてきたけど、新戦力という中では小嶋ですかね。まさかここまでやってくれるとは。ものすごくチームにプラスになった」

ポスト井川をめぐって能見江草らのライバル心に火を付け、競争を高いレベルに引き上げた功労者が小嶋です。岡田監督自身、当初は周囲の刺激材料に考えていた新人左腕は、ことごとくチャンスをモノにしてきました。
宜野座では岩田のアクシデントで急きょ巡ってきたシート打撃登板で“光”を放ちました。紅白戦、練習試合でも登板のたびに評価はうなぎ上り。指揮官は改めて「うれしい誤算や」と言い切ったそうです。
一方で喜田赤松らの若手野手は安芸に移動してからアピールに欠けてしまいました。紅白戦や2月24、25日のオリックスとのオープン戦でも守備面や走塁面で物足りませんでした。

岡田彰布監督
「(若い)野手は中だるみじゃないけど、ちょっと落ちてる」
だからこそ余計に、チーム活性化の面で小嶋の貢献度が目に留まったようです。
もう1人、安芸から1軍に昇格させた清水もそう。特に新人離れしたリードを見せて短期間で指揮官をうならせました。実力と、こういう勢いを持った新人を使わない手はありません。「清水もスタメンで使うよ。当然やろ」
 
3日の京セラドームは1カ月後の3・30開幕戦の舞台です。V奪回に向けて景気付けとなる今年最初の関西でのオープン戦。小嶋清水の新人コンビがファンの夢をなお一層膨らます鮮烈な地元デビューを果たします。


☆今日のインコの出来事
今日は、待ちに待った公立前期の高校合格発表でした。 1時30分ぐらいに電車に乗り、50分ぐらいに学校に着きました。 その待っている時間が、とても嫌で、早く発表してほしいという思い一心でした。
そして、合格発表の瞬間。 泣いている人もいれば、笑っている人もいました。 僕は、笑っている人になりました。 つまり、合格したんです。 最初、番号が見つからなくてあせっていましたが、僕の受験番号が見つかったとき、言葉では言い表せれないほど嬉しかったです。 いやぁ、無事に合格できて、本当によかったです!!
球団が1日、キャンプを打ち上げました。競争が激しく、就任4年目で「一番楽しみ」と話していた岡田監督も「順調にきている」と手応えを口にしました。
 
最大のテーマは井川の抜けた穴を埋めることでした。左腕では能見篤史投手江草仁貴投手が、右腕では太陽投手が猛アピールして「ポスト井川」候補に名乗りを上げていました。そんな中、岡田監督を最も喜ばせたのが新人の小嶋達也投手だったようです。
 
小嶋は線が細く、印象が弱かった左腕。それが打者に対すると、ゆったりとしたフォームから切れのいい球を投げ、タイミングを狂わせます。実戦向きの新人に「うれしい誤算」と岡田監督の目尻も下がっていたそうです。

打者では昨年、右手中指を手術した今岡誠内野手が意欲的なキャンプを送っていました。スローイングの不安をなくそうと連日、守備練習に励み、実戦で難しいゴロをさばくなど、復活へ確かな手応えをつかんでいるようです。
外野陣は赤松真人外野手林威助外野手が、赤星憲広外野手浜中治外野手を脅かす存在に成長し、厚みを増しました。
 
岡田監督が「1軍に残れるかどうかの正念場」と言う激しいサバイバルゲームはオープン戦へと続いていきます。2年ぶりのリーグ優勝に向け、猛虎はさらにチーム力を高めていく構えのようです。


☆今日のインコの出来事
今日は、これといった出来事はないです(笑)
あ、そういえば、明日が公立(大阪府)の前期の高校合格発表です。 いよいよ明日となってくると、とても緊張してきますね。
もう、合格していることだけを祈るだけです。
ヤバかった!?
金本知憲外野手が27日、通常通り、全メニューを全力でこなしました。いつものアニキなら当たり前ですが、実はやばかった!? 25日の練習中に、右太ももを痛めていたのです。「やったかもしれん」。最悪の事態まで想定していた“世界の鉄人”でしたが、2日間で驚異の回復。ひとまずは、安心です。
 
朝から小雨がぱらつく天候の中、金本は外野芝で始まったアップに参加しました。時折、右太ももを押さえ、右足を大きく上げながら、ゆっくりと動作を大きくすることもあったそう。予定通り、フリー打撃も行いました。そして、金本が、最後のメニューで「鉄人ぶり」を見せつけたようです。
ランチ特守です。左翼の守備に就き、吉竹コーチのノックに全力で打球を追いかけます。全力ダッシュで捕球し、全力で返球。雨の降りしきる芝状態の悪い中、41球のノックに必死にグラブを出しました。そして、特守終了の瞬間、右太ももをポンとたたき、右手で「セーフ」のポーズをつくりました。金本が危機を乗り越えた瞬間でした。
 
経験したことのない個所」。幸い、翌26日が休日だったため、静養に努めたようですが、夜になっても痛みは引かなかったようです。「別メニューになるかもな」
阪神入団後、金本のキャンプ別メニューとなれば、03年2月9日のランニング中に、右ふくらはぎに激痛を覚えて以来です。その時は実戦復帰までに1カ月以上を要した、苦い思い出があります。
 
やるべきか、やめるべきか。今無理をして、開幕を万全の体調で迎えられない可能性もあったほどのようです。自らが設定する初実戦(3月10日・巨人戦)の日程も「もうすぐやな…」と頭をよぎります。「バッティングは出来る」と、この日の練習を決行しましたが、不安を解消するばかりか、改めてアニキの鉄人ぶりを証明する形となりました。
 
金本知憲外野手
「痛み?(患部が)移ったな。大丈夫や」
金本に笑顔が戻りました。練習終了後、しばらくベンチ奥から出てこなかったことには「昼寝や、昼寝」と笑い飛ばす余裕も生まれました。連続フルイニング出場1042試合。鉄人は、簡単には休めないようです。

☆インコの今日の出来事
今日も授業が3時間だけだったので、昼から野球をしに行ってきました。 4時間ぐらいやったんですが、あっという間のように感じました。 まぁ、楽しくできたんでよかったかなぁと思います。 
前期(大阪府)の高校の合格発表は明後日ですね。 なんとか受かっててほしいと思っています。
豪腕健在!
藤川球児投手が25日、高知市営球場で行われたオリックスとのオープン戦に2番手で登場し、1回を無失点に抑え、自ら志願した凱旋登板を飾りました。両親ら家族が見守る中、1安打は許してしまいましたが、MAX147キロの速球を軸にオリックス打線を圧倒しました。優勝した05年以来の“吉兆”地元登板。高知のファンの熱い思いとともに、07年シーズンへの確かな手応えを感じ取ったと思います。
 
左肩にバッグ。そして右腕に、花束を抱えていました。試合前のセレモニーで手渡された、七色に咲き誇る花束。狭い通路を急ぐなら、誰かに預ければよい。ただ商売道具だけを抱え、バスへと急げばよい。それでも球児は、試合後も手放さなかったそうです。かぐわしい故郷の香りを、片時も離さず胸に抱いていたようです。
 
藤川球児投手
「ここまでにもうちょっと仕上げたかった。でもよかったと思います。なかなか見てもらう機会がないんで…」
五回。マウンドへと駆ける郷土の誇りに、スタンドが沸き上がります。この日の試合は、この瞬間のためにあったと言っても過言ではありません。
先頭打者の大西を、自慢の速球で二飛に仕留めて一死。続く村松には変化球を織り交ぜてカウントを整えると、最後はまたも速球で空振り三振。高校時代からの思い出が詰まったマウンドで、07年の初奪三振を記録しました。
続くアレンには全球直球の真っ向勝負。最後は左翼線へと運ばれてしまいました。
藤川球児投手
「当たらんと思ったけど、見事に当たりましたね」
苦笑交じりに振り返る球児。しかし続く北川を難なく左飛に仕留め、凱旋登板を無失点で終えました。
 
この日の最速は147キロ。球速、キレともに22日の紅白戦を上回りました。
しかし続く北川を難なく左飛に仕留め、凱旋登板を無失点で終えた。
 この日の最速は147キロ。球速、キレともに22日の紅白戦を上回った。
藤川球児投手
「ストレートで三振が取れたのがよかった。スピードが出たのが収穫ですね」
自ら志願した05年以来の地元登板。前回の快投は、自身の大ブレークとチームの優勝を呼びました。そして今回も、スコアボードに「0」という究極の“吉数”を刻み込みました。
 
岡田彰布監督
「開幕に向けてのあれ(調整)やから。今、絶好調でも困るからな」
全幅の信頼をにじませる岡田監督。照準はあくまでペナント開幕です。現段階での出来をうんぬんするレベルの投手ではもちろんありません。自身のペースでじっくり調整してくれればいいのです。
もちろん球児も、それを十分に理解しているでしょう。
藤川球児投手
「下半身をもう1回鍛えていけば大丈夫だと思います」

鮮やかに描き出された開幕への青写真。故郷に錦、右腕に手応え-。“両手に花”を抱え、球児はバスに乗り込み、次の場所へと向かっていった。

☆インコの今日の出来事
今日は、前期入試の面接がありました。 試験のときと同じ時間に行ったので、少し眠かったです。 僕の面接番号は後ろのほうだったので、30分ぐらい待たされたので、ちゃんと喋れるかなと思っていましたが、自分の気持ちは伝えられたと思います。 あとは、合格発表の日(3月2日)を待つだけです。 無事に、僕も友達も合格してればいいんですけどね・・・・。
浜中、仕上がりバッチリ!
プロ野球のオープン戦が昨日開幕しました。阪神オリックスに1-3で敗れ、黒星発進となってしまいました。反省材料もありましたが、浜中治外野手が攻守にはつらつとした動きを見せていました。
阪神は3月25日のヤクルト戦までオープン戦20試合を戦い、3月30日の広島との開幕戦(京セラD)を迎えることになります。
 
六回二死二、三塁の場面。森山の右前打で二塁から2点目を狙った大引を、ベース前でタッチアウトに葬り去りました。
右肩への不安を1球で吹き飛ばしました。暴走気味に本塁へ突入してきたオリックスベンチを見返すように言いました。
浜中治外野手
「距離は短かったけど、自信にはなりますね。ああいうのを続けていくと(走者も)走ってこなくなるかもしれませんしね」
とクギを刺しました。
 
プロの外野手なら普通のプレーでした。ですが、浜中にはその普通というところに意味があるようです。右肩の手術でキャッチボールすらできなかった状態から、昨シーズンにカムバックしました。それでも、浜中の前に打球が飛ぶと敵のランナーコーチは腕を回し、走者は積極的に次の塁を狙ってきました。
そんな状況を黙って見過ごしていくつもりは毛頭ありませんでした。
浜中治外野手
「今年は補殺を多くするのが目標だと、ずっと言ってきましたから」
自らに課した重要な目標。昨年、味わった屈辱を晴らすために。味方の投手、ベンチからの信頼を勝ち取るためにも。今季初の補殺には大きな意義があったようです。
浜中のプレーに岡田監督も手ごたえを感じ取ったようです。「矢のようなという送球じゃなかったけどな」と表情もほころびます。
岡田彰布監督
「喜田にも林にも言うてるけど、打つだけじゃあかんということよ。やっぱり要はピッチャーを含めた守りなんよ」
浜中の総合力の高さを認めました。
 
打っては二回の先頭打者として、川越から中前打。
浜中治外野手
「いい感じ。1本でましたしちょっとは楽になりましたね」
と攻守に順調な仕上がりをアピールしました。

赤松らも猛アピールを続けていますが、昨年、手にした右翼のレギュラーを手放すつもりはありません。
沖縄キャンプでは紅白戦で橋本健から頭部死球を受けても、翌日には休日返上の打撃練習を行ったこともありました。

気迫を内に秘めるタイプだが今季はひと味違います。「結果にこだわる」という姿勢が、次なるレベルへ成長する浜中を象徴しているように思えます。

☆インコの今日の出来事
今日は、大阪市内までお買い物に行ってきました。 買ったものは、ipodにつけるヘッドフォンを買ってきました。 少し高かったですけど、高音質なので気に入ってます。 あと、3時50分から塾があります。 3時間もありますけど、頑張ってきます!!
オープン戦、開幕!
やっと、オープン戦が始まりましたね。 これから、ポスト井川と称されている若手左腕たちがどんなアピールをしてくれるのか、非常に楽しみです。

今日の阪神のオープン戦開幕相手はオリックスでした。
結果は、1−3で負けてしまい、開幕戦を白星で飾ることができませんでした。 
その中でも、いいアピールをしていたなという選手は、能見篤史投手でした。
能見投手は、今日の先発投手で、4回を1失点という好成績を残しました。 ほとんどが低めに決まっていて、アウトの半分はゴロでとっていました。しかも、直球の切れがよかったので、三振を4つも奪っていました。 ポテンヒットから始まった3回に、内野ゴロで1点を奪われましたが、後続は断ち切り、見事に4回を1失点に抑えていました。 
能見投手は、早速新球のチェンジアップを使い、三振はとれなかったものの、打者を惑わせていました。 そういう意味では、能見投手にとってはいい武器になっていくと思います。 あとは、チェンジアップをどれだけコントロールよく投げれるかだけだと思います。

明日のオープン戦の先発予定は、即戦力ルーキーの小嶋達也投手です。 あと、故郷で凱旋登板となる藤川球児投手も登板予定です。明日は勝てるように、精一杯頑張ってもらいたいです。 
今年も焦らずに・・・・。 アニキ不動心
春季キャンプ1軍メンバーのうち、合同自主トレ組の26選手が沖縄入りした26日、今月末に移動する金本知憲外野手は悠然と甲子園球場で自主トレをし、さらなる肉体強化に強い意欲を見せました。沖縄入りのメンバーの中では、安藤優也投手が、到着後すぐに宿舎近くの理髪店へ行き、昨年に続く決意の丸刈りで、今季への思いを新たにしました。すでに沖縄で自主トレを行っていた藤川福原らもチームに合流。27日から宜野座球場での合同自主トレに臨むようです。
 
焦らず、急がず、慎重に確実に…。これが、最高の状態で開幕を迎えるための金本の選択のようです。
金本知憲外野手
「年齢のこともあるからな。様子を見ながら探り探りやっていくよ」
と落ち着いた横顔をみせました。

あえてマイペースを貫く。今年は例年通り元日からトレーニングをスタート。“儀式”となっている護摩行も済ませ、準備は整えてあります。この日、甲子園で行った自主トレではキャッチボール、ダッシュ、ティー打撃など順調な仕上がりぶりを披露したようです。「キャンプは1に体、2に体」と話すとおり、スタンバイはOKのようです。
昨年のキャンプでは打撃の調整に苦しみ「まだ中学生のレベルや。高校生にはなれてない…」などと独特の表現で、いら立ちを表現した時期もあり9ました。並の選手なら焦ってハイペースになるところですが、アニキは地に足が着いています。首脳陣から調整法を任せられているからこそ、責任の重さを自覚しているようです。

金本知憲外野手 
「まずは走る。それから投げる、(バットを)振る。振れたら形。スイングの形ができたら実戦や」

リーグ優勝、日本一という頂上へ向けキャンプは最初の第一歩。そのすべてのプロセスに妥協しません。V奪還を目指す猛虎軍団の主砲として、アニキの脳裏にはしっかりとサクセスストーリーが刻まれているようです。

お知らせ
昨日から、大阪私立高校2週間前となりました。 僕も中3で受験生なので、今日の日記を更新し終えたら、勉強に集中するということで、2月23日(大阪公立高校 前期入試)まで日記の更新を中止したいと思います。 皆様にはご迷惑をおかけすると思いますが、24日には必ず復帰いたしますので、これからも「虎ファンの想い・・・・。」をよろしくお願いいたします。 
球児“育ての親”へ金継投で恩返し
恩返しを目標に、今季に全力を注ぎます。藤川球児投手は25日、星野SDの代表監督就任を受けて「(代表チームに)呼んでもらえるように頑張りたい」と強い意欲を語りました。
 
藤川球児投手
「もし星野監督がいなかったら、今の僕はなかったと思います」
今も忘れることのない、闘将への感謝の思い。星野監督のもとでプレーした02、03年の2年間は、球児にとって苦悩の時期でした。故障に泣かされた日々。マウンドに上がるたびに痛打を浴び、期待を裏切っていました。しかし、その経験が大きな糧となり、05年に大ブレーク。球界を代表する投手へと成長しました。
 
藤川球児投手
「芽が出ない時期から1軍で使ってもらった。いつかその恩返しができればと思ってました」
金メダルへのカギを「まずは点をやらないこと」と力説する星野監督だけに、球児の代表招集はもはや確実。しかし球児は言います。
藤川球児投手 
「今年しっかりした成績を残さないと呼んでもらえない。星野監督に呼んでもらえるように頑張りたい」
闘将の厳しさと優しさを知っています。あの日の恩に報いるため、今季ペナントに全力を尽くすつもりのようです。
 
沖縄での福原との自主トレをこの日で打ち上げた球児。合同自主トレ組が沖縄入りする26日、チームに合流します。

藤川球児投手
「去年はWBCで打たれた悔しさが、シーズンへのモチベーションになった。今年も大きなモチベーションができました」

この手で必ず、恩返しを-。戦りつの速球を解き放つ右腕に、新たな闘志が宿りました。
“右翼争奪WARS”桧山の逆襲!!
桧山進次郎外野手が23日、独特の表現法で今季へかける意気込みを語りました。現在は、グアムから甲子園に場所を移し、自主トレを続行中。キャンプインまで約1週間に迫った心境を問われ、「大笑いできるように。バラ色のオフを過ごせるように」と日焼けした顔に笑みを浮かべました。
 
腹の底から笑いたい。そのためには何をしたらいいのか。すべて分かっています。結果を出すための準備も整えています。真っ黒に日焼けした顔は、その証拠。「レギュラー獲りますよ」。桧山のひと言、ひと言には一点の曇りもなかったようです。
昨季は打率・1802本塁打と95年にレギュラーに定着してから最低の成績。浜中に右翼の定位置を明け渡てしまいました。優勝した05年もスペンサーとの併用で、5年ぶりに2ケタ本塁打を逃してしまいました。そして今オフには、年俸が1億500万円からほぼ減額制限いっぱいの38%減、6000万円までダウン。“失われた2年間”を埋めるため、桧山は野球生命をかけるようです。
 
桧山進次郎外野手
「2年分、大笑いできるように。バラ色のオフを過ごせるように。1年間(調子の)波はあるけど、開幕から爆発したいね」
自分をベテランとは思っていません。早い仕上がりをアピールし、オープン戦で結果を残す。その勢いのまま、開幕からロケットスタートで走り抜ける。そんな青写真を描いています。
 
自主トレでは下半身強化を主眼に、ランニングやダッシュを中心としたメニューを消化。グアムでは10歳年下の浅井と、陸上トラックで200メートルダッシュなどスピード系のメニューを繰り返しました。「走れなくなったら野球選手は終わりやからね」。Tシャツと短パンに覆われた部分以外、真っ黒に日焼けした体は決意の表れです。
すでにバットも改良し、マシン打撃も行うなど調整はハイペース。
桧山進次郎外野手
「まだ老け込むときじゃない。工藤さん(横浜)、マサさん(中日・山本昌)、古田さん(ヤクルト)もいるし」
と自信は揺るぎません。

アゴが外れるほど笑ってオフを過ごすため、今はただ奥歯をかみしめ、爆発のときを待つようです。

桧山は、37歳でベテランです。 しかし、桧山が言ったとおり「まだ老け込むときじゃない」ですからね。 浜中と良い争いをして、見事にレギュラーを奪ってほしいと思います。
“鳥プル3”へ新兵器トリ入れる!
鳥谷敬内野手が、ホワイトソックス井口資仁内野手から期待されたトリプル3(3割30本塁打30盗塁)達成へ向け、春季キャンプで新バット新スパイクを導入することが22日、明らかになりました。この日は今年初めて鳴尾浜で自主トレを行い、新調したスパイクで約1時間のランニングなどをこなしました。
 
黒のウインドブレーカーに身を包み、鳥谷が今年初めて鳴尾浜のグラウンドに現れました。顔つきが、引き締まっていたようです。沖縄自主トレを共にした井口から「トリプル3達成指令」を出されました。07年の目標は定まりました。あとは新しい“相棒”を決めるだけ。春季キャンプでは新バット新スパイクを導入する予定のようです。
 
3割30本」をたたき出す新バット。重さ約900グラム、メープル素材は昨季と変わりません。昨オフ、プロ入りして初めて改良したグリップエンドを「さらになだらかにして丸みを持たせた」(ナイキ社関係者)とタイカッブ型に近い形に変えたようです。そのバットを3本、自主トレ先の沖縄に持ち込んで試打したようですが「まだこれで決まったわけではないんで、キャンプで試しながらやっていきます」とさらなるマイナーチェンジを示唆しました。

そして30盗塁へ“足元”を固めます。昨季終了後に鳥谷は「靴の中で足が動いていたので、そこを改良したい」と同社に要望していたようです。倉敷秋季キャンプ最終クールから、足の甲やつま先を覆う部分をエナメル製に変更したものを使用してきました。
沖縄にはエナメル製のもので、刃の数が7本のタイプ、ネジで締める10本のタイプを持ち込んだようですが「国立沖縄高専のグラウンドだったので」と試すことができなかったそうです。この日は鳴尾浜で7本刃のスパイクを履いて約1時間、ランニング、ダッシュなどで感触を確かめました。

鳥谷敬内野手 
「バッティング、走塁、守備と一からやって、何かをつかめたら」

春季キャンプで最良の“相棒”を見つけ、さらに使いこなす技術を磨き、トリプル3へ突き進みます。

鳥谷は、井口が言ったようにトリプル3を達成できそうな潜在能力を持ってますからね。 今年のキャンプでトレーニングを積み、トリプル3を目標に頑張ってもらいたいです。 
隠密トレ完了!赤星、盗塁王奪還宣言!
赤星憲広外野手が21日、完全非公開で行った10日間の極秘自主トレを終え、鳴尾浜球場に今季初登場。春季キャンプに向け、万全の仕上がりを披露しました。昨季、ヤクルト青木宣親外野手に奪われた「盗塁王」の奪還を予告し、さらに打撃部門タイトル奪取も約束。自らにプレッシャーをかけ、雪辱のシーズンにアクセル全開です。
 
奪い返すのは「盗塁王」の座だけじゃありません。宿敵自慢のタイトルも一緒に強奪する!!
11日から10日間。「ひとりで集中したかった」と、一部球団関係者以外には行き先も言わずに姿を消していた赤星が、ついに“隠密トレ”を終えて帰ってきました。自身のブログでは「ボンジュール」と書き込み、フランスをイメージさせたりもしていましたが、場所は国内某所のようです。自らを追い込み、心身ともに戦闘状態に。大胆に“奪冠予告”するだけの自信も取り戻して…。

赤星憲広外野手 
「今年は本当にやってやるという気持ち。仕上がりは今までで一番。チーム的には日本一。個人的には青木君に獲られた盗塁王を取り返す」
鳴尾浜の芝の上を軽快に走り、約90メートルの遠投も軽々こなしました。1月後半になって設定した「自主トレ公開」は、宿敵に最高の仕上がりを見せつける、デモンストレーションとなりました。

赤星憲広外野手
「年が明けて、さらに悔しさが増してきた」
入団した01年以来、5年連続盗塁王。だが「(外見では)分からないと思うけど、プロ入りからの疲労で、足もガタがきていた」という昨季、不動の王座を青木に明け渡しました。
だが、セ界最速のプライド、自信は失っていません。オフは専門的な疲労回復のトレーニングを学び、同時に考え続けたようです。なぜ奪われたのか。そして結論は出ました。
赤星憲広外野手 
「去年はバッティングの差で、盗塁王を獲られた。それでも(盗塁)差は6つだけだった」
 ◆青木「打率・321、41盗塁」
 ◆赤星「打率・269、35盗塁」
赤星憲広外野手 
「ぶっちゃけ3割2分なら60盗塁いけるところ、(青木は)40だった。僕が・280なら勝っていたかも。だから今年は打撃のタイトルも狙う。名前までは言いませんが」
言う必要もありません。「首位打者」「最多安打」と。

僕の仕事は塁に出て走ること」。この任務を百パーセント遂行すれば、青木が05年に輝いた「首位打者」と、05-06年の「最多安打」のタイトルも視野に入ります。
だから攻め続ける。
赤星憲広外野手
「投手は僕に四球を出すのをイヤがり、甘い球も来る。それを絶対に逃したら負けと思ってやる」

並々ならぬ決意を口にすることで、さらに自らにプレッシャーをかけました。期待していいでしょう。レッドの逆襲が幕を開けました。
猛虎戦士、2・1に全員でキャンプイン
下柳剛投手が31日に今季の正式契約を結ぶことが20日、分かりました。今季までの2年契約を結んでおり、昨年中に条件面などでは合意していましたが、自主トレを優先させるため、キャンプイン直前でサイン。頼れるベテラン左腕が大トリとなり、07年猛虎戦士が全員そろう形でキャンプインの2月1日を迎えることになります。
 
交渉役を務めていた沼沢正二球団本部長
「(下柳との契約更改交渉を)1月31日に沖縄でやることになりました。2月1日には全員集まるということです」
と明言。すでに基本合意はしていたとはいえ、チームの精神的支柱となる存在だけに、間違いなく朗報です。
リーグ優勝を果たした05年に、史上最高齢となる37歳で最多勝(15勝)のタイトルを獲得。昨季は2年連続となる2ケタ勝利を達成しました。2年契約の2年目となる今季は、現状維持の年俸1億7500万円でサインするものとみられます。
 
昨年10月に左ひじの手術を受けましたが、回復は順調のようで、奄美大島での自主トレでキャンプインへ向けての準備も整えたようです。
久保投手コーチ
「報告は受けてますよ。1軍キャンプで初日から通常メニューをこなせると思う」
と太鼓判を押しました。
 
新助っ人のジャンボーグルソンもキャンプ初日から合流が可能。若手、助っ人だけでなく、頼もしい男が加わることも決まり、猛虎軍団の戦闘態勢は完全に整いました。

下柳は、阪神最年長の投手ながらも、2年連続2ケタ勝利を達成しただけに、今回の契約更改は虎ファンにとっても嬉しいかぎりです。 このキャンプでトレーニングを積み、3年連続2ケタ勝利を目指してほしいと思います。
上園、清水寺の“長寿パワー”注入!
大学・社会人ドラフト3巡目で、武蔵大学出身の上園啓史投手が19日、入寮前に京都・清水寺を参拝したことを明かしました。延命長寿に効果があると言われる「延命水」に触れたようです。新人では異例の春季キャンプの「ブルペン皆勤」を宣言し、岡田監督は、キャンプ中に1500〜2000球の投げ込み指令を出していますが、まずは“商売道具”の腕を清め激投に備えました。

上園啓史投手 
「野球の神様はいると思う。(延命水で)手は洗いました」
年明け直後に話していたプランを、実行していました。上園にとって、国宝の清水寺の参拝は「縁起物」。05年、武蔵大を首都大学リーグ1部に昇格させて、昨年初めて清水寺を訪れ「1部で結果を出せますように」と祈願したところ、リーグ戦での活躍が認められて、プロの扉が開かれました。
おみくじは「吉」を引き、清水寺で売っていた携帯ストラップも購入。そして腕も清めたことで、さらに力が入ります。

上園啓史投手 
「投げられるなら毎日投げたいと思います。それがキャンプだと思うので。投げないと、投げる力が付かないと思いますから」
大学時代、1試合で200球以上投げたことも何度かあり、高校時代には「気が遠くなるぐらい」投げ込んだこともあるそうです。投げて投げ抜いて技術を磨くタイプ。投げ込みを命じている岡田監督の期待に、「延命水」パワーで応えるようです。
 
「(清水寺は)毎年行けたらいい」と上園。日にブルペンに入り、プロとして第一歩を踏み出します。

上園は、スタミナには定評がある投手ですので、そのスタミナにさらに磨きをかけて、開幕1軍を目指してほしいなと思います。

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