FA権を行使せずに残留することが決まっていた今岡誠内野手（32）が18日、契約更改交渉に臨み、3億3000万円から7000万ダウンの年俸2億6000万円（推定）でサインしたようです。来季以降のFA権行使について問われると、きっぱりと“生涯タテジマ”を宣言しました。
　
今岡誠内野手
「逆指名という形で入団させてもらって、自分で決めて入って、相思相愛ということでね。10年前の気持ちは今も持ち続けてますし、こういう考えは変わらないということは言えます。阪神ファンの人に、僕はこういう気持ちだということを伝えてもらえれば」
言葉に熱を宿したのは、報道陣に来季以降のFA権に対する考えを問われたときでした。「FA権をどうとらえられているか、分かりませんが」と前置きした上で、素直に吐き出したのは、タテジマに育てられた感謝の思い。権利を取得できたことへの誇りを抱きながらも、純粋な気持ちが変わることはないようです。
　
今季は、右手首の死球による離脱や、ばね指の手術を受けたこともあり、59試合で打率・221、29打点、7本塁打と不本意な1年となりました。「公傷」とも取れなくはないが、訴えるつもりはなかったようで、「チームに貢献できなかった。仕方ない」と前を向きました。
沼沢本部長も「（今後も）ずっといてもらいたい」と話しており、相思相愛の関係は変わらぬままのようです。応援してくれるファンの期待に応えたいと思っているようです。シーズン終了後も精力的に体を動かし、順調に調整を進めているようです。
今岡誠内野手
「メドは完全に立ってます。コツコツやってきたことを、来年も継続していきます。三塁のポジションにつくことが、最低条件でそれが目標です」
と言ったようです。見据えるのは、打点王の意地をかけた来季の復活劇。愛するタイガースのために、この身を捧げるようです。

今年は手術したこともあり、去年よりかなり劣ってしまったので、今岡選手も悔しい思いがいっぱいでしょうがないと思います。　来季、昨年の『打点王今岡』を超えるような活躍を期待しています！

☆井川、ヤ軍と5年23億6000万円で合意
井川慶投手（27）が18日（日本時間19日）、ニューヨークヤンキースと5年総額2000万ドル（約23億6000万円）（推定）で合意に達したようです。大リーグ関係者によると、井川は20日に渡米し、身体検査を受けて正式契約となる予定だそうで、契約に達しても入団発表の記者会見は行わずに帰国するようです。ヤンキースはポスティングシステム（入札制度）で2600万ドルで独占交渉権を獲得しており、計4600万ドルを投じることになりました。

5年23億6000万円ってすごい額ですよね。すごい期待がかかっているようです。プレッシャーはあるとは思いますが、見事にメジャーで活躍することを期待しています。　頑張れ、井川慶投手！！

岡田彰布監督（49）が17日、今季は不振に苦しんだ赤星に「首位打者獲得」と「盗塁王奪還」を指令しました。京都市内のホテルで行われた京都岡田会の後援パーティーに出席し、壇上で「来年は首位打者と盗塁王になると思います」と赤星を紹介。突然の厳しい注文だったが、155人の出席者から大きな拍手が巻き起こったそうです。
　
指揮官があいさつを終え矢野、赤星、久保田、杉山と順番に紹介していったときの一幕。各選手について一言ずつ付け加えたのだが、赤星に対しては特に高いハードルを設定しました。これには
赤星憲広外野手
「今年は申し訳ありませんでした。監督を胴上げできなかったのは僕の責任。監督の期待にこたえられるよう頑張りたい」
と“謝罪”して“公約”を交わすしかなかったようです。
　
パーティーの席でのリップサービスではある。ただ、指揮官の赤星への期待は高いことは間違いありません。赤星の復活なくして『覇権奪回』の道はありません。
岡田彰布監督
「神様から試練を与えられたと思って、来年は新たな目標に向かってやっていく」
とキーマンとなる赤星に猛ゲキを送った。そして、
岡田彰布監督　
「日本全国で阪神ファンに応援してもらって、今では巨人より観客動員、テレビの視聴率も上。プロ野球界を引っ張っていくのは阪神」

赤星のスピードに象徴される“超人的”な能力こそがプロの醍醐味であります。エキサイティングな野球をファンに披露し、V奪回を果たすことが、岡田監督の何よりの望みのようです。

今年は打率.269と終わり、盗塁王の座も青木に奪われたため、悔しい思いはいっぱいでしょう。　来年は本当の赤星のプレーを見せてほしいと思います。

金本知憲外野手（38）が16日、大阪・住之江でのイベントに参加した後、来季ノルマを達成した虎投に対し“金本賞”を贈呈する考えを明かしました。アニキにノルマを課されたのは、福原、安藤、中村泰、三東の4人です。
井川の穴を埋めるべく、主砲が自腹を切って投手陣の奮起を促すようです。
　
2年ぶりのV奪回は、投手陣がカギを握ります。中でも、自ら指名した4投手の踏ん張りは欠かせないからこそ、こういう目標をあたえたようです。
福原14勝、安藤13勝で、三東と中村泰はそれぞれ8勝の各投手のノルマを設定し、それぞれが達成すれば、100万円相当の腕時計をプレゼントすることに決めたようです。逆に、達成できなければ『丸刈り』になってもらうことで「男と男の約束」を交わしました。

金本知憲外野手　
「ある程度、投げられるだろう。1年フルでは難しいかもしれないけど、3分の2ぐらいは、投げてくれると思う」
金本がそう期待を寄せたのは三東です。手術した左肩も完治し、秋季キャンプで、その存在感を改めてアピールしました。04年に無傷の5勝を挙げた左腕には妥当な数字であります。今年6月にプロ初勝利を挙げた中村泰ともども、最低ラインの5勝を下回れば“断髪式”が待ち構えています。
金本知憲外野手　
「三東と泰（中村）で17、8勝してくれたら。（井川の）穴が埋められるのなら、自腹ぐらいなんちゅうことはない」
“ポスト井川”と期待される2人に主砲も注目しているようです。また、安藤はもともと短髪だけに「もう丸刈りのやつは、五厘（刈り）や！！」とさらに過酷な条件を付け加えました。軸として活躍した2人には2ケタ10勝を最低ラインとし、勝ち星の上積みを要求しました。

各投手のノルマ達成を手助けするため、己もトレーニングをぬかりなく続けている。また、筋トレを行う広島市内のトレーニングジム『アスリート』では、弟子入り志願した狩野に打撃理論を伝授するなど、着々と鉄人の血を注入しています。月末には、契約更改も行われる予定で「変な誤解を招くだけだから」とこれまで通り、実数発表するつもりでいるようです。

今年の「?」を逃したからこそのノルマ設定。　
ノルマを達成できるか。来季の4投手に注目です！　

金本知憲外野手（38）が広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で、狩野恵輔捕手（23）に異例の打撃指導を行ったそうです。これまではコーチの立場も考慮して、若手への指導を控えてきたようですが、今後は「金本塾」の門をたたく選手には、出し惜しみせず、鉄人のノウハウをすべて注入するつもりだそうです。
　ウエートトレを終えた金本が、バッティングルームに移動し、後ろを追いかけてきた狩野に声をかけ「振ってみ」と言い、緊張した面持ちでバットを振った狩野の、1度きりのスイングを見て「バラバラやな」と苦笑いを浮かべたそうです。

猛虎の4番が、1軍無安打のプロ6年目の若虎に熱血指導を開始しました。「分かるか。上体が浮きあがっとるやろ」
初めはバットを持たずに狩野のスイングをじっと見守って約40分、丁寧な口調で、主に下半身の使い方を力説した。
　
下半身が使えなければ、いくらパワーがあっても、打球は飛んでいきません。
金本知憲外野手
「シーズン中、オレも下半身がうまく使えてないことがある。それを意識して、試合後30分、バットを振る。スクワットのあとみたいに足がパンパンになるよ」
と試合後、ベンチ裏のロッカーで続ける素振りの意味を、後輩に伝えました。

これまで、金本が若手を指導することは、ほとんどありませんでした。
金本知憲外野手
「今年の初め、藤本にはメシを食べながら打撃を教えたことはあるけど、こういうこと（バットを持って指導する）は初めてやな。来れば、断る理由はないから」
金本の門をたたいた虎での弟子1号に喜んで直接指導したのも、そのためだそうです。
　
何年後も阪神が常勝チームであり続けるには、若虎の成長が不可欠なことは、金本が一番分かっています。　

若虎はこの機会で「金本塾」に入門し、成長できるよう頑張ってもらいたいです。

希望枠で入団する小嶋達也投手（21）＝大阪ガスは、井川から受け継いだ背番号「29」の真新しいユニホーム姿で会見場に現れたようです。
小嶋達也投手
「1軍に定着して新人王を獲りたい。目標は井川さんのような投手。1日でも早く1軍に定着して新人王を獲れるように頑張りたい」
と『新人王獲り』を高らかに宣言したようです。
　
タテジマのユニホームは昔からのあこがれだったそうで、その背中に背負った『29』の背番号の先代は、メジャー行きが決定的となったエース井川のものだった。
そでを通してみれば、偉大さ、責任の重さを痛感し、栄光の番号に恥じない活躍を、と考えてみれば『新人王』の言葉が自然と口をついて出たそうです。岡田監督の顔もほころんだそうです。
背番号も。岡田監督が指定したほど“ポスト井川”への期待は大きいそうです。
岡田監督　
「希望枠で獲った選手。井川が抜けて背番号が空いたわけやけど、期待感もあるしすんなり最初に決まった」
〔“恋人”の第一印象を問われると〕
「投手らしい体格。スリムだけど体の強さがあれば体重は関係ない。まだ高校を出て3年。筋力はついてくると思うし、技術、体力両方で楽しみ。まだまだよくなると思うよ」
と絶賛したようです。
　
小嶋は、大阪ガスでガスファンヒーターの営業マンとして奔走する毎日で、新人王を目指す前に、4人で50台販売のノルマ達成が当面の目標！？ではあるが、時間を見つけては体を動かしているようです。
小嶋達也投手　
「体力、筋力、すべてトレーニングしています」
と話したそうです。

社会人で積み重ねた3年間は力を発揮したとはいいがたいと思うので、タイガースできっちり鍛え、井川の穴を埋める活躍をしてほしいと思います。